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【4月11日の中国本土市場】
2016.04.11 17:09
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.64%高の3033.95ポイント、A株指数が1.64%高の3175.08ポイントと、4日ぶりに大きく反発した。B株指数は3日ぶりに反発し、0.86%高の376.54ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりに大幅反発し、1.99%高の2042.35ポイント。B株指数も反発し、0.47%高の1139.81ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約14%増加し、概算で6673億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は13億4000万元の買い越しだった。
上海総合指数は寄り付きで3000ポイントを回復した。朝方にかけて上げ幅を広げ、その後は高値圏で安定的に推移。再び終値を3000ポイント台に乗せた。上海市場の上昇銘柄は全体の8割半の銘柄に上った。深セン市場は全体の8割の銘柄が上昇した。国有企業改革をめぐる会議が先ごろ開かれ、10項目の方針を馬凱・副首相が表明。これを材料に幅広い銘柄が買われた。また、今朝発表された3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.3%の上昇となり、市場予想をやや下回り、金融緩和の追い風となるとの見方が広がった。生産者物価指数(PPI)は市場予想ほどの下落にならず、デフレへの警戒感が後退した。
上海A株市場では時価総額の大きな銀行株が軒並み上昇。四大国有銀行では中国銀行'A'(601988.SS)が0.89%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.84%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.70%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.31%高だった。先週末の原油相場の上昇を好感し、二大石油株も上昇。中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.59%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が1.43%高だった。このほか保険、証券、鉄鋼、石炭、自動車などの主力銘柄が堅調だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割に達した。深センB株市場は全体の8割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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