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【12月17日の中国本土市場】

2015.12.17 17:59

 主要指数はいずれも上昇。上海市場は続伸し、上海総合指数が前日比1.81%高の3579.99ポイント、A株指数が1.81%高の3747.91ポイントと大幅高になったほか、B株指数は7日続伸し、0.98%高の407.08ポイントだった。深セン市場はA株指数が4日続伸し、2.72%高の2450.51ポイント。B株指数も反発し、1.05%高の1302.50ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約39%も増加。概算で9964億元に達し、今月一番の大商い。1兆元の大台に迫った。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は12億9700万元に達した。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)が大方の予想通り利上げを発表したことで、世界的に金融政策の不透明感が和らいだ。前日の米国株市場が続伸するなど、外部環境が改善。これを追い風に本日の本土市場は寄り付きから買いが先行した。中国人民銀行(中央銀行)が来年の中国の成長率予想を6.8%に設定。概ね堅調な予想内容に落ち着き、買いを後押しした。上海総合指数は前場で上げ幅を広げ、その後は3500ポイント台後半でもみ合った。幅広いセクターが買われ、両市場全体の値下がり銘柄は70に満たなかった。

 最高指導者層が都市化・都市計画を話し合う中央城市工作会議がまもなく開かれると伝わり、不動産株が好調。最大手の万科企業(000002.SZ)がストップ高になると、同業他社も追随し、保利房地産(600048.SS)と同済科技(600846.SS)がストップ高、北京首都開発(600376.SS)が6.74%高、上海世茂(600823.SS)が5.14%高。住宅開発需要と関連が深い鋼材・建材株も好調で、重慶鋼鉄'A'(601005.SS)が5.07%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が4.05%高、祁連山セメント(600720.SS)が3.80%高、華新セメント'A'(600801.SS)が3.17%高。国家電網公司が特別高圧電線の建設プロジェクトに着手したと伝わり、平高電気(600312.SS)が3.20%高、華儀電気(600290.SS)が2.20%高と、送配電設備メーカーが堅調だった。

 また、第2回世界インターネット大会が開幕。習近平・国家主席が記念スピーチを行ったこともあり、IT・ネット関連の銘柄が動意付いた。東軟グループ(600718.SS)と亨通光電(600487.SS)がストップ高、億陽テレコム(600289.SS)が4.63%高。原油安が一段と進んだことを受け、航空株の中国国際航空'A'(601111.SS)が3.37%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が2.88%高、海南航空'A'(600221.SS)が2.08%高だった。一方で原油安が重しになり、石油大手の中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.23%高と伸び悩んだ。

 B株市場はA株に連れ高。上海B株では人民元安の進展を受け、輸出関連の繊維・アパレル株が堅調。上海三毛企業(900922.SS)が9.14%高と連騰し、上昇率1位だった。一方、純粋B株の多くが逆行安になり、上海匯麗建材(900939.SS)が4.03%安、上海凌雲実業(900957.SS)が3.68%安、黄石東貝電器(900956.SS)が3.36%安。深センB株では不動産・建築株が堅調で、神州長城(200018.SZ)が5.01%高、皇庭国際(200056.SZ)が3.46%高だった。(中国部・畦田)

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