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風帆、大規模な再編を計画
2015.12.17 09:53
風帆(600482.SS)は14日、親会社の中国船舶重工集団公司(中船重工)による同社や兄弟会社の船舶重工(601989.SS)を含めた大規模なグループ再編計画の最終プランを明らかにした。計画によると、風帆にグループ全体の動力関連事業が注入される予定。再編を経て、風帆はガス、蒸気、化学、フル電力、核エネルギー、ディーゼルなどの分野を含むグループ内の動力事業の中核的存在となり、軍需関連を中心に競争力を強化し、シナジー効果を追求していくという。
風帆に注入される資産は企業16社の出資持分15~100%や資本剰余金、土地などで、帳簿価格の合計は約100億649万元。風帆による総買収額は約139億5306万元に達し、うち4億7079万元は現金で支払い、残りは対価株を割り当てる。今回の再編で、船舶重工はディーゼルエンジンメーカー2社の出資持分100%、動力装置・関連部品メーカー1社の出資持分100%、海軍用設備メーカーの出資持分75%を風帆に注入する計画で、総売却額は63億639万元、すべて新株で支払うという。
また、風帆は中船重工を含む投資家10社に第三者割当増資を実施し、134億8227万元を調達する計画。調達資金は買収の現金対価に充てるほか、船舶関連の各種設備投資などに投資するという。
1株あたりの発行価格は対価株が17.97元、第三者割当増資が25.90元以上。すべて完了した場合、風帆は計12億7081万6685株(増資後の発行済み株数の70.32%)の新株を発行し、持ち株比率は中船重工が25.73%、船舶重工が19.42%となる見通し。
なお、再編がすでに完了したと仮定した場合、風帆の2014年12月本決算の売上高は再編前の3.25倍、純利益は同6.62倍にまで拡大する計算になる。
【出所】上海証取サイト上の公告(2015/12/14)
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