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【11月18日の中国本土市場】
2015.11.18 17:31
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が前日比1.00%安の3568.46ポイント、A株指数が1.00%安の3737.03ポイントと続落した。B株指数は実に12営業日ぶりに反落し、1.29%安の373.39ポイント。深セン市場は続落し、A株指数が1.85%安の2291.40ポイント、B株指数は0.06%安の1196.01ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約26%減少し、概算で9431億元。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は小幅ながらも6000万元の買い越し。前日まで21営業日連続で売り越しが続いていたが、ようやく買いが上回った。
本土市場は約7割の銘柄が値下がり。上海総合指数は概ねマイナス圏で推移。途中上げに転じる場面はみられたが、3600ポイントを超えたところで跳ね返された。そして取引終了にかけて一段安になり、安値引け。結局は3営業日ぶりに3600ポイントを大きく割り込んで引けた。先週末のナンバー2の失脚に続き、本日も中国証券監督管理委員会(CSRC)幹部の不祥事が明らかになった。これが業界への反腐敗運動の一環として受け取られ、証券セクターが下落。東方証券(600958.SS)が7.20%安、方正証券(601901.SS)が6.84%安など、大半の銘柄が売られた。航空宇宙関連の大型国有企業傘下の銘柄が下落。前日上昇した反動から、中航航空電子(600372.SS)が5.26%安、中航重機(600765.SS)が4.95%安。パリでの同時多発テロの余波を警戒し、中国国際航空'A'(601111.SS)が2.88%安、中国南方航空'A'(600029.SS)が2.29%安など、航空株がさえない。
一方で中信銀行'A'(601998.SS)が9.27%の逆行高。検索最大手の百度と共同でダイレクトバンキング専門の銀行設立を発表し、これが手がかりになった。鉄道車両メーカーの包頭北方創業(600967.SS)は大規模な再編計画が引き続き好感され、連日のストップ高。また、大都市を中心に住宅価格の上昇基調が鮮明になってきたことから、保利房地産(600048.SS)が6.26%高、金地グループ(600383.SS)が4.05%高など、不動産株が堅調だった。
B株市場はA株に連れ安。値下がり銘柄は70を超えた。上海B株では買収計画の中止を決定し、久しぶりに取引を再開した上海九竜山(900955.SS)がストップ安。石炭業界の苦境を反映し、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が3.34%安に沈み指数の下げ幅を広げた。深センB株も幅広い銘柄が下落。こうしたなか、自動車大手の長安汽車(200625.SZ)は好調な販売状況が支えになり、2.66%高で指数の下げ幅を縮めた。(中国部・畦田)
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