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【11月17日の香港市場】

2015.11.17 18:41

 主要指数はいずれも3日ぶりに反発。ハンセン指数は前日比1.15%高の2万2264.25ポイント、H株指数は0.94%高の1万73.43ポイント、レッドチップ指数は1.38%高の4110.76ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約4%減少し、概算で738億5900万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は本日も買い越しだったが、買越額は2億7500万元に減少した。

 前日のニューヨーク市場は、原油相場の上昇を背景に石油株が買われ、ダウ平均が4日ぶりに大幅反発。外部環境の好転を受け、香港市場でも買い戻しの動きが広がり、主要指数は高く寄り付いた。H株指数は始値で1万ポイントを回復。いずれも指数も堅調に推移したが、取引終了間際に上げ幅を縮めた。上海総合指数が上げ幅を縮め、小幅安で終了したことなどがH株の重荷となった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、原油相場の上昇を好感し、本土系エネルギー株がそろって反発。中国海洋石油(00883.HK)が上昇率1位の3.20%高だったほか、崑崙能源(00135.HK)が2.71%高、神華能源(01088.HK)が2.11%高、中国石油天然気(00857.HK)が2.00%高、中国石油化工(00386.HK)が0.60%高。昨日は米小売売上高の下振れを嫌気して下落率1位となった利豊(00494.HK)だが、本日は上昇率3位の3.00%高だった。

 不動産業界に対する政策が緩和の方向に動くと大手経済紙が報道し、これを手がかりに中国海外発展(00688.HK)が2.76%高、華潤置地(01109.HK)が1.96%高。電力体制改革に向けた新たな政府文書が近く発表されるとの報道を受け、華潤電力控股(00836.HK)が2.30%高だった。一方、康師傅(00322.HK)が1.50%安と続落。15年1-9月期決算が大方の予想を下回ったが、本日も売り材料視された。(中国部・千原)

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