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【11月16日の香港市場】
2015.11.16 18:08
主要指数はいずれも大幅続落。ハンセン指数は前営業日比1.72％安の2万2010.82ポイント、H株指数は1.99％安の9978.70ポイント、レッドチップ指数は1.39％安の4054.68ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ約7％減少し、概算で769億4500万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は本日も買い越しとなり、買越額は6億4000万元だった。
先週末のニューヨーク市場は、米小売売上高が市場予想に届かなかったことを嫌気し、ダウ平均が3日続落。パリでは同時多発テロが発生したほか、日本の国内総生産（GDP）は2四半期連続のマイナス成長。大きく悪化した外部環境を背景に、香港の主要指数は大きく下げて寄り付いた。ハンセン指数は2万2000ポイント割れで寄り付き、H株指数も始値で1万ポイントを寄り付いた。いずれの指数も軟調な値動きに終始。ハンセン指数はかろうじて終値を2万2000ポイント台に乗せたが、H株指数の終値は約6週ぶりに1万ポイントを割り込んだ。
ハンセン指数の構成銘柄では、米国を主力マーケットとする利豊（00494.HK）が、米小売売上高の下振れを嫌気し、下落率1位の4.48％安。原油相場の下落を受け、中国石油天然気（00857.HK）が同3位の3.69％安、中国石油化工（00386.HK）が同5位の2.93％安だったほか、中国海洋石油（00883.HK）が2.64％安。康師傅（00322.HK）は15年1－9月期決算が大方の予想を下回ったことから、同4位の3.07％安だった。
そのほかの銘柄では、中国証券監督管理委員会（CSRC）が信用取引の委託保証金率を引き上げたことを受け、証券株が大幅安。中国銀河証券（06881.HK）が5.16％安、海通証券（06837.HK）が4.82％安、中信証券（06030.HK）が4.21％安。パリのテロ事件を受け、航空株も軟調。中国東方航空（00670.HK）が4.73％安、中国国際航空（00753.HK）が3.52％安、中国南方航空（01055.HK）が2.14％安だった。
東江環保（00895.HK）は約3週ぶりに売買を再開したが、経営トップが当局の調査を受けている事件に進展がないことが嫌気され、17.24％安で取引を終了。合生元（01112.HK）は15年12月本決算が大幅減益となる見通しを発表し、13.54％安だった。（中国部・千原）
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