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【11月12日の香港市場】

2015.11.12 18:39

 主要指数はいずれも急反発した。ハンセン指数は6営業日ぶりに上昇し、前日比2.40%高の2万2888.92ポイント。H株指数は1.59%高の1万408.93ポイント、レッドチップ指数は2.34%高の4170.01ポイントと、いずれも5日ぶりに反発した。メインボードの売買代金は前日比で9%増加し、概算で792億9300万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は本日も買い越しだったが、買越額は1億3900万元に縮小した。

 米国の利上げ観測が強くなる一方で、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の可能性も一段と高まった。これもあり、前日の欧州株市場は上昇。米国株市場は調整したが、比較的落ち着いた動きだった。外部環境はある程度持ち直し、本日の香港市場では主要指数が小高くスタート。前日までにハンセン指数が5日続落したことで割安感が市場に広がっており、これが支えになり主要指数は堅調に推移。そして後場半ばで一段高になると、もみ合いつつも本日の高値圏で引けた。ハンセン指数は2万3000ポイントを視野に入れて大引け。まもなく発表されるMSCI新興市場指数の構成銘柄入れ替えで中国関連の比率がさらに高まるとの消息筋情報が伝わり、投資家心理を刺激した模様だ。

 エレクトロニクス大手の聯想集団(00992.HK)が5.76%高と買い戻され、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。前引け後に発表した9月中間決算で赤字に転落したが、市場予想ほどは損失が膨らまなかったことで押し目買いが膨らんだ。ネット通販の一大セール日「双十一」(11月11日)に関し、今年の売上高が過去最高を更新。これにより内需動向の悲観論が後退し、消費関連株が物色された。百麗国際(01880.HK)が同2位の5.09%高、恒安国際(01044.HK)が4.08%高、中国旺旺(00151.HK)が3.67%高、蒙牛乳業(02319.HK)が2.79%高。

 今回の「双十一」では多くがスマートフォンを通じてサイトにアクセスした模様。あらためて中国IT市場への期待感が高まり、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が4.51%高、中国移動(00941.HK)が3.21%高と、通信キャリア大手が上昇。SNS最大手のテンセント(00700.HK)は続伸し、2.31%高だった。

 一方で通信設備大手の中興通訊(00763.HK)は2.13%安と、A株に連れ安した。A株自社株買い計画の中止が売りの手がかりになった。また、香港の大手商社である利豊(00494.HK)が1.89%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落2銘柄の一角を占めた。主要取引先の在庫拡大を踏まえ、大手投資銀行が売り推奨を続けたことが影響した。前日上場したばかりの香港の建設会社である建業建栄(01556.HK)は、上場二日目にして早速売りが膨らみ、8.19%安で取引を終えた。(中国部・畦田)

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