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【8月17日の中国本土市場】

2015.08.17 17:32

 上海市場の主要指数はいずれも3日続伸し、上海総合指数が前営業日比0.71%高の3993.66ポイント、A株指数が0.71%高の4184.13ポイント、B株指数が0.22%高の372.17ポイントだった。深セン市場はまちまちで、A株指数が3日続伸し、0.74%高の2435.67ポイント。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.16%安の1242.02ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約3%減少し、概算で1兆1867億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は4億3600万元だった。

 上海総合指数は小幅安で寄り付き、前場の中盤まで下げ幅を拡大。3900ポイント割れが意識されたが、ここで押し目買いが入り、先週末の終値付近まで戻して前場を終了。後場に入ると上げに転じ、本日の高値付近で引けた。上海市場は全体の6割半の銘柄が上昇。ただ、主力の銀行株、保険株、石油株が軟調で、上海総合指数の重荷となった。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割に達しなかったが、下落銘柄よりも300銘柄ほど多かった。売買代金は6日連続で1兆元を上回っている。

 上海A株市場では、国有企業改革の関連銘柄が堅調。広州発展(600098.SS)、上海実業発展(600748.SS)、国機汽車(600335.SS)、金楓酒業(600616.SS)などがストップ高。スポーツ関連銘柄の上昇も目立ち、中体産業(600158.SS)がストップ高。サッカー改革に向けた会議が開かれることが材料視された。このほか航空株、鉄鋼株などの上昇も目立った。15年6月中間決算を発表した銘柄では、15.05%増益の広州白雲山医薬'A'(600332.SS)がストップ高。バイアグラ後発薬の売れ行きが好調だったことが手がかりとなった。同じく製薬株の中新薬業(600329.SS)もストップ高だった。

 上海B株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇。上海鼎立科技(900907.SS)は筆頭株主が株式分割(無償交付)を提案したことを材料に、上昇率2位の5.90%高だった。また、国有企業改革を手がかりに、上海市政府系の銘柄で上昇が目立った。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄が同数だったが、大型の自動車株などが軟調だったことで、深センB株指数は小幅安に終わった。(中国部・千原)

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