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恩達集団、一部株主に株式が集中
2015.05.15 13:09
恩達集団(01480.HK)は14日、2015年5月7日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会(SFC=香港証券先物管理委員会)の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。
SFCによると、6人の株主が発行済み株数の約20.94%を保有。このほかに陳栄賢・主席の持ち株比率が75.00%に上る。
これら6人と陳主席が保有する株式は発行済み株数の約95.94%に達し、その他の一般株主の保有株は約4.06%にすぎない状態にある。
同社株は2014年12月8日に香港証券取引所に上場。上場日の終値は1.36HKドルで、公募価格の1.23HKドルを約10.57%上回った。その後も株価は徐々に上昇。2015年5月5日の終値は9.65HKドルに達し、2014年12月9日の終値1.34HKドルに比べ約620.15%高となった。
2015年5月6~7日は急騰。2015年5月7日の終値は30.10HKドルに達し、2015年5月5日の終値に比べ約211.92%高だった。2015年5月8日は株価が大きく変動。高値は前日比238.87%高の102.0HKドルだったが、その直後に大きく売られ、終値は42.06%安の17.44HKドルに沈んだ。2015年5月11日はさらに売られ、終値は前日比47.82%安の9.10HKドルだった。
2015年5月13日の終値は7.57HKドルで、2015年5月7日の終値に比べ約74.85%安だが、公募価格に比べ約515.45%高だった。
この間の2015年3月25日に同社は前年比11.17%増益の2014年12月本決算を発表。2015年の2月12日、5月6~8日に株価の上昇と出来高の増加について、その原因を関知していないとする声明を発表していた。
同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25%を上回っているという。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/05/14)
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