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【4月24日の香港市場】
2015.04.24 18:31
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.83％高の2万8060.98ポイント、H株指数は0.07％高の1万4488.99ポイントと、いずれも反発。レッドチップ指数は小幅に4日続伸し、0.02％高の5520.31ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約13％減少し、概算で1674億100万HKドルだった。「港股通」（上海市場からの香港株投資）の買越額は10億1700万元に減少した。
前日のニューヨーク市場は原油価格の上昇や企業業績を手がかりに、ダウ平均が続伸。良好な外部環境や香港ドル高を背景に、香港の主要指数は小高く寄り付いた。こうしたなか上海総合指数が寄り付きから大きく調整。これに追随する格好で、香港市場でも中国本土系の銘柄が売られ、主要指数は前場で下げに転じた。だが、上海総合指数が後場で下げ幅を縮めると、香港市場の地合いも好転。ハンセン指数は香港地場系の銘柄が堅調だったこともあり、後場の中盤で上げに転じると、本日の高値付近で引け、9営業日ぶりに終値で2万8000ポイントを回復した。本土系の銘柄で構成されるH株指数とレッドチップ指数も、取引終了間際で上げに転じた。様子見ムードが強く、売買代金は最近にしては少なめだった。
ハンセン指数の構成銘柄では、時価総額の大きなHSBC（00005.HK）が上昇率1位の4.23％高となり、指数の上昇に寄与した。マカオのカジノ株が買い戻され、銀河娯楽（00027.HK）が3.59％高と反発し、上昇率2位。昨日の下落率2位だったサンズチャイナ（01928.HK）も、同3位の2.67％高だった。中国聯合網絡通信（香港）（00762.HK）は15年1－3月期決算が大方の予想を上回り、同4位の2.20％高。
一方、このところ堅調だった華潤電力控股（00836.HK）が利益確定売りに押され、下落率1位の1.47％安。昨日の上昇率1位だった中国旺旺（00151.HK）が反落し、本日は下落率5位の0.67％安。このほかでは本土系金融株の一角が軟調だった。
そのほかの銘柄では、TCL多媒体（01070.HK）が6.62％安。15年1－3月期決算は200.10％増益だったものの、増収率が小幅だったことが嫌気された。中国石化上海石油化工（00338.HK）は15年1－3月期決算で黒字転換したことを材料に9.85％高。利福地産（02183.HK）は経営トップによる同社株の買い増しを好感し、19.50％高だった。（中国部・千原）
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