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【4月23日の香港市場】
2015.04.23 18:07
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.38％安の2万7827.70ポイント、H株指数は1.30％安の1万4478.20ポイントと、いずれも3日ぶりに反落。レッドチップ指数は小幅に3日続伸し、0.29％高の5518.95ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約2％増加し、概算で1917億7100万HKドルだった。「港股通」（上海市場からの香港株投資）の買越額は45億6600万元に増加した。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が反発。外部環境の好転や香港ドル高が進んでいることを背景に、香港の主要指数は高く寄り付き、ハンセン指数は始値で2万8000ポイントを回復した。だが、4月のHSBC中国製造業PMI（速報値）が前月の確定値や市場予想を下回ると、中国本土系の銘柄を中心に売られた。本土系の銘柄で構成されるH株指数は、PMIの発表直後にマイナス圏に沈み、すぐに持ち直したものの、後場の中盤から再び下げ始め、本日の安値付近で引けた。ハンセン指数は本土系の構成銘柄が重荷となり、後場で大台を割り込み、下げに沈んだ。レッドチップ指数は一部の構成銘柄に支えられ、小幅高で引けた。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の下げが目立った。平安保険（02318.HK）が下落率1位の3.02％安、中国工商銀行（01398.HK）が同3位の2.43％安、中国人寿保険（02628.HK）が同4位の2.32％安だった。サンズチャイナ（01928.HK）は15年1－3月期の業績が市場予想を下回ったことが嫌気されて2.45％安と続落し、2日連続で下落率2位となった。同業の銀河娯楽（00027.HK）も0.71％安だった。
一方、消費関連株の上昇が目立ち、中国旺旺（00151.HK）が上昇率1位の4.83％高だったほか、蒙牛乳業（02319.HK）が1.42％高、百麗国際（01880.HK）が0.57％高。また、香港株式市場の大商いや海外資金の流入などを好感し、手数料収入の増加期待から香港系金融株も堅調。中銀香港（02388.HK）が上昇率3位の3.00％高、恒生銀行（00011.HK）が1.97％高、HSBC（00005.HK）が0.49％高だった。
そのほかの銘柄では、長城汽車（02333.HK）が5.42％高。低価格車分野でフォルクスワーゲンと提携すると伝わり、これが材料視された。（中国部・千原）
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