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【11月5日の中国本土市場】
2014.11.05 17:30
主要指数はいずれも小幅安。上海市場は上海総合指数が前日比0.46%安の2419.25ポイント、A株指数が0.46%安の2533.10ポイントと、いずれも7営業日ぶりに反落した。B株指数も続落し、0.66%安の261.76ポイント。深セン市場ではA株指数が0.05%安の1413.75ポイント、B株指数が0.18%安の968.08ポイントと、いずれも続落した。両市場の売買代金は前日比で約1割減少。概算で3800億元と、6日ぶりに4000億元を下回った。
本土市場は引き続き利益確定の圧力に押され気味となり、値下がり銘柄の方が多かった。上海総合指数は小高く寄り付いたものの、その後は大引けまでマイナス圏での小動きに終始。期待感先行で具体的な好材料に乏しいなか、昨日に続いて幅広いセクターで利益確定の動きが目立った。不良債権増加への警戒感から銀行株が軟調。今年の石炭在庫が4億トンに達するとの見通しを受け、炭鉱株も売られた。このほか、足元で上昇していた交通・運輸株が調整。こうしたなか、深セン市をモデル都市とする電力改革のスタートを受け、電力株が上昇。アジア太平洋経済協力会議(APEC)関連の報道が増えるなか、通商関連のテーマ株が物色された。APEC後の「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)スタートを織り込み、証券株もしっかり。
上海B株は6割半の銘柄が値下がり。石炭業界の長引く不況が嫌気され、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が下落率1位の2.21%安に沈み指数の下げを主導した。石炭化学の丹化化工(900921.SS)が同2位の2.09%安。このほか、港湾機械大手の上海振華重工(900947.SS)が1.59%安と反落。同社は資産再編などを検討していないことを明らかにしており、期待感先行から買われてきただけに利益確定の売りがみられた。一方、上海九竜山(900955.SS)が2.53%高、黄山旅行開発(900942.SS)が0.85%高と、観光株の一角が上昇した。
深センB株は値上がり数の方が多かったものの、自動車株が足を引っ張るかたちで指数も僅差で続落した。長安汽車(200625.SZ)が0.76%安、江鈴自動車(200550.SZ)が0.62%安。江鈴自動車は前日に発表した10月の自動車販売台数が前年同月の実績をわずかに下回っている。一方、深セン市をモデル都市とする電力改革が材料視され、広東電力(200539.SZ)が1.18%高、南山電力(200037.SZ)が0.30%高と電力株が堅調だった。(中国部・畦田)
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