中国株ニュース 詳細
【10月14日の香港市場】
2014.10.14 18:10
主要指数はいずれも小幅安に沈んだ。ハンセン指数は前日比0.41%安の2万3047.97ポイントと反落したほか、H株指数が0.29%安の1万254.79ポイント、レッドチップ指数が0.12%安の4396.59ポイントと、そろって3営業日続落。メインボードの売買代金は概算で625億2000万HKドルとなり、前日に比べ約8%減少した。
世界経済の減速や米大手企業の業績下振れなどが警戒され、前日の米国市場ではダウ平均が大幅続落。外部環境の悪化が止まらず、本日のハンセン指数はマイナス圏でスタートした。しかし、香港民主派デモの収束が徐々に織り込まれるようになると、指数は上げに転じ、プラス圏で前引けした。後場は東京や上海市場の軟調な値動きに引きずられ、ハンセン指数は前日終値を挟んで一進一退。「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)の準備が遅れているとの観測も重しとなり、小幅安で引けた。
原油価格の先安観が強まっており、石油株が軟調。中国海洋石油(00883.HK)が3.09%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.73%安、中国石油化工(00386.HK)が0.29%安と三大石油株が値下がりし、全体の地合いを冷やした。原油相場下落の恩恵を受けやすい航空株だが、本日も軟調。世界経済の減速による旅客・貨物輸送の低迷が警戒され、中国南方航空(01055.HK)が3.40%安、国泰航空(00293.HK)が1.97%安、中国東方航空(00670.HK)が1.51%安とさえない。ディフェンシブな食品セクターも下げが目立った。台湾系大手の康師傅(00322.HK)は親会社の食品安全問題の広がりが嫌気されており、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる4.72%安。ほかの台湾系大手にも売りが波及し、統一企業中国(00220.HK)が2.07%安、中国旺旺(00151.HK)が1.42%安と連れ安した。
一方で電力セクターが堅調。発電最大手の華能国際電力(00902.HK)は親会社からの資産注入計画を手がかりに5.20%高と買い進まれた。再編期待から、華潤電力控股(00836.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる3.22%高、大唐国際発電(00991.HK)が2.62%高、華電国際電力(01071.HK)が2.48%高など、ほかの発電大手も買われた。このほか、ニューヨーク金先物相場が3週間ぶりの高値となったことを受け、金鉱株が上昇。招金砿業(01818.HK)は1.15%高と買い戻された。(中国部・畦田)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門