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【10月14日の中国本土市場】
2014.10.14 17:52
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が前日比0.27％安の2359.47ポイント、A株指数が0.27％安の2470.23ポイントと、小幅に3日続落。B株指数は5日続落し、0.24％安の261.85ポイント。深セン市場はいずれも3日続落し、A株指数が0.28％安の1405.98ポイント、B株指数が0.64％安の958.32ポイント。両市場の売買代金は概算で3684億元にとどまり、前日に比べ約3％減少した。
上海総合指数は9月の主要経済指標の発表を控え、方向感を欠く動きとなった。本日の売りオペで落札利率が低下し、中国人民銀行（中央銀行）が金利の引き下げを誘導していると受けとめられ、前場の上海総合指数は中盤にかけて上げ幅を拡大したが、売りに押されて小幅高で前場を終了。後場は前日終値を挟んでの小動きでスタートしたが、中盤から売りが優勢となり、小幅安で引けた。上海市場は6割近くの銘柄が下落。深セン市場も下落銘柄が5割半に上った。軍需株、鉄鋼株などが堅調だった一方、石炭株などが売られた。
上海B株市場は6割半の銘柄が下落したなか、*ST中国紡織機械（900906.SS）は上昇率3位の1.40％高。再編を経て社名を改め、経営範囲も変更すると発表し、これを好感した。上海鼎立科技（900907.SS）が企業買収とA株増資が正式承認されたことを手がかりに上昇率4位の0.91％高。上海錦江国際酒店発展（900934.SS）はA株増資が承認されたことを材料に0.17％高だった。
深センB株市場は7割の銘柄が下落した。杭州スチームタービン（200771.SZ）は14年7－9月期で赤字に転落し、14年1－9月期決算が大幅減益となる見通しを発表。後場から大きく下げ、ストップ安で引けた。中魯遠洋漁業（200992.SZ）は0.63％安。14年1－9月期決算が大幅減益となる見通しが嫌気された。大東海観光（200613.SZ）は14年1－9月期決算も赤字が続くとの見通しを受けて0.72％安。無錫威孚高科技（200581.SZ）は14年1－9月期決算が大幅増益となる見通しを発表したものの、増益率が14年6月中間決算と比べて縮小することを背景に、前日比変わらずで引けた。（中国部・千原）
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