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【8月19日の中国本土市場】

2014.08.19 17:45

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.26%高の2245.32ポイント、A株指数が0.26%高の2350.57ポイントと、小幅に3日続伸。B株指数はかろうじて7日続伸し、0.01%高の252.94ポイントだった。深セン市場はA株指数が小幅に3日続伸し、0.36%高の1277.19ポイント。B株指数は3日ぶりに反落し、0.45%安の945.68ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3569億元に上り、前日に比べ約11%増加した。

 上海総合指数は前場にかけて前日終値を挟んで一進一退。後場が始まると証券株や保険株などが大きく下げ、地合いが悪化。だが、二大石油株に支えられ、再び年初来高値を更新した。上海市場は上昇銘柄の数がわずかに上回った。深セン市場も同様で、上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗した。国有石油企業に民間資本を誘致する計画にカナダの小売り大手が名乗りを上げたという海外報道を手がかりに、関連銘柄が買われた。このほかメディアや土地改革の関連銘柄が堅調。一方、証券株などが軟調だった。商いは活発で、売買代金は今年最高を記録した。

 上海B株市場は下落銘柄の方が多かったが、大型の上海地場系銘柄が堅調だったことで、B株指数はわずかにプラスで引けた。上海市の国有資産改革が材料視されているもようで、すでに資産再編が始まっている*ST中国紡織機械(900906.SS)が上昇率1位の4.69%高。このほかでは上海自由貿易区の中心的銘柄とされる上海外高橋保税区開発(900912.SS)が同2位の3.10%高。中国電信の4G(第四世代移動通信)の試験ネットワークが来月1日までに50都市に拡大するというニュースを手がかりに、上海普天郵通科技(900930.SS)が同3位の2.51%高、東方通信(900941.SS)が1.14%高だった。また、14年6月中間決算で黒字に転換した天津海運(900938.SS)が0.94%高だった。一方、昨日の上昇率3位だった丹化化工(900921.SS)が反落し、本日は下落率1位の0.98%安。14年6月中間決算を発表した銘柄の下げも目立ち、59.77%減益だった上海海欣集団(900917.SS)が下落率2位の0.98%安、赤字転落の上海大江食品(900919.SS)が同3位の0.76%安だった。

 深センB株は6割半の銘柄が下落した。上昇したのは10銘柄で、深セン国際企業(200056.SZ)がストップ高。A株の第三者割当増資を通じ、現在60%出資しているショッピングセンター「皇庭国商購物広場」の経営会社を完全子会社とする計画を発表。重要な収益源である同ショッピングセンターへの支配力が増し、連結業績に完全に反映されることが好感された。上昇率2位は東旭光電科技(200413.SZ)の2.84%高。A株インセンティブ制度の導入を発表し、このなかで目標業績を高く設定するという強気の姿勢を示したことから、前場ではストップ高を付ける場面もあった。このほかでは昨日の下落率1位だった長安汽車(200625.SZ)が反発し、本日は0.53%高だった。一方、14年6月中間決算が30.00%減益だった招商局地産控股(200024.SZ)が大きく下げ、下落率1位の2.76%高だった。(中国部・千原)

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