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【8月15日の香港市場】
2014.08.15 18:19
主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比0.61%高の2万4954.94ポイント、H株指数は0.26%高の1万1103.92ポイント、レッドチップ指数は0.82%高の4809.83ポイント。メインボードの売買代金は概算で691億1100万HKドルにとどまり、前日に比べ約15%減少した。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が続伸。米国の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、緩和的金融政策の長期化が期待され、株価を支えた。良好な外部環境を受け、香港市場は高く寄り付いた。朝方は戻り売りに押される場面もあったが、一巡した後は堅調に推移した。ただ、週末ということで手控えムードも強く、売買代金は3日ぶりに700億HKドルを割り込んだ。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率3位だった中国移動(00941.HK)が続伸し、本日は上昇率1位の5.77%高。昨日の昼休みに発表した14年6月中間決算が引き続き材料視されたほか、モバイル・インターネットの会社を創設する構想を経営トップが語り、これも手がかりとなったもようだ。聯想集団(00992.HK)は反発し、上昇率2位の2.66%高。昨日は地合いの悪化で下げたものの、14年4-6月期決算が市場予想を上回ったことがあらためて評価された。昨日の下落率1位だった中信泰富(00267.HK)は反発し、本日は上昇率3位の1.35%高。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)は米国の金融緩和の長期化や欧州の追加利下げ期待を背景に1.26%高だった。昨日の上昇率2位だったサンズチャイナ(01928.HK)は45.71%増益の14年6月中間決算を発表したものの、マカオで賃上げを求めるデモが多発していることが逆風となり、0.18%高にとどまった。一方、昨日に続いて本土系不動産株がさえない、昨日の下落率4位だった華潤置地(01109.HK)が続落し、本日は下落率1位の1.15%安。中国海外発展(00688.HK)は前日比変わらず。各地に広がった住宅購入制限の緩和が株価の追い風となっていたが、特大都市では見送られるとの観測が強まっており、利益確定売りに押された。
個別の材料があった銘柄では、約半月ぶりに売買を再開した玖源化工(00827.HK)が急伸し、終値は163.63%高。株式併合に加え、香港の実業家から多額の資本と融資を受ける計画を発表し、これが材料視された。新洲発展(00377.HK)は投資家として有名な筆頭株主が保有株を本土の実業家に売却したと発表。新たな筆頭株主に対する期待から前日比22.50%高で寄り付いたが、高値を追う動きはなく、3.75%高で引けた。実徳環球(00487.HK)は14年6月中間決算が減益となる見通しが嫌気され、3.57%安となった。前年同期のような一過性の利益がなかったことが原因であり、本業の経営状況は良好だったと強調したが、失望売りに押された。14年6月中間決算を発表した銘柄では、22.11%減益のパークソン(03368.HK)が12.80%高と急伸。減益だったものの、純利益は大方の予想を上回っており、粗利益率の改善が鮮明であったことから、下期の業績に対する期待が高まったもようだ。(中国部・千原)
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