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【9月26日の香港市場】

2018.09.26 17:59

 祝日明けは主要指数がそろって反発。ハンセン指数は前営業日比1.15%高の2万7816.87ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.45%高の1万985.60ポイントだった。メインボードの売買代金は前営業日比で約56%も増加し、概算で1079億9300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は本日再開し、上海経由が6億4600万元、深セン経由が14億7800万元の買い越しとなった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 中秋節の祝日で香港が休場だった前日に、中国本土市場は上海総合指数が下落したものの、米中の関税発動直後にもかかわらず下げ幅は限定的だった。これで投資マインドが改善すると、中国の景気対策強化への期待感も広がり、祝日明けの香港市場は幅広い銘柄が買い戻された。ハンセン、中国企業の両指数は前場で上げ幅を広げ、後場初めまでにそれぞれ2万8000ポイント、1万1000ポイントを突破した。引けにかけては米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感から上げ幅を幾分縮め、終値ベースではいずれも節目の水準を守れなかった。

 FTSE指数構成銘柄へのA株採用が明日にも正式発表されるとの観測に加え、すでに採用しているMSCIもA株比率引き上げの検討に入ったと伝わり、本日のA株市場は堅調。これを受け、主だったA・H重複上場銘柄が上昇した。原油相場の先高感を支えに、中国石油天然気(00857.HK)が4.84%高、中国海洋石油(00883.HK)が4.36%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~2位。石炭大手の神華能源(01088.HK)が2.22%高、中煤能源(01898.HK)が1.55%高と連れ高した。長期マネーの対象となりやすい大型の銀行株が堅調で、中国工商銀行(01398.HK)が1.59%高、中国建設銀行(00939.HK)が1.03%高。

 長期の調整局面にあった医薬セクターの大手が買い戻され、広州白雲山医薬(00874.HK)が6.51%高、麗珠医薬(01513.HK)が4.76%高、復星医薬(02196.HK)が3.79%高。個別では火鍋チェーン大手の海底撈(06862.HK)に高い成長性を評価する投資家の買いが入り、上場初日の初値は公募価格比5.61%高となった。その後は利益確定が入り、同0.11%高で大引け。火鍋チェーン業界全体の強気見通しにつながり、同業の呷哺呷哺餐飲(00520.HK)が4.52%高だった。

 当局の引き締め政策が警戒され、本土系不動産株の一角が軟調。碧桂園控股(02007.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる2.02%安、中国海外発展(00688.HK)が0.59%安に沈んだ。市場減速・競争激化への警戒感から自動車株が振るわず、広匯宝信汽車(01293.HK)が11.87%安、ブリリアンスチャイナ(01114.HK)が4.86%安、長城汽車(02333.HK)が3.23%安だった。(中国部・畦田)
 
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