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【3月27日の香港市場】

2019.03.27 17:46

 主要指数は上昇。ハンセン指数は続伸し、前日比0.56%高の2万8728.25ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は6日ぶりに反発し、0.65%高の1万1305.36ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ6%増加し、概算で933億300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が14億5900万元、深セン経由が8億8600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が続伸。米国の長期金利が上昇したことに加え、米中貿易交渉への期待が追い風となった。こうしたなか、香港市場は主要指数が前日終値付近で寄り付いた。その後は上昇幅を広げる展開。後場も堅調に推移し、高値圏で取引を終了した。1-2月の工業企業の利益総額は前年同期比14%減だったものの、旧正月連休の影響もあり、相場の反応は限定的だった。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約12%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、前日の上昇率2位の中国海洋石油(00883.HK)が続伸し、上昇率1位の3.90%高。マカオのカジノ株がそろって上昇し、サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率2位の2.93%高、銀河娯楽(00027.HK)が1.35%高。日本政府がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備に向けた施行令を閣議決定したことが、買い材料視されたもよう。両社は日本市場進出への意欲を示している。前日の前引け後に18年12月本決算を発表した華潤置地(01109.HK)が上昇率3位の2.90%高。保有不動産の大半が大都市にあり、緩和的な政策と市場復調の恩恵を受けると指摘する大手投資銀行が目標株価を引き上げたことから、買いが集まった。

 一方、その他の銘柄では49.97%減益の18年12月本決算を発表した広発証券(01776.HK)が3.00%安。傘下のファンドが為替変動により1億3900万米ドルの損失を計上し、訴訟リスクを抱えていることが嫌気された。9.71%増益の18年12月本決算を発表した中国郵政儲蓄銀行(01658.HK)が1.72%安。不良債権比率の上昇が売り材料視された。99%増益の18年12月本決算を発表した火鍋調味料メーカーの頤海国際(01579.HK)が11.49%高だった。(投資調査部・関)
 
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