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サンズチャイナ、18年10-12月期決算は11%減益(筆頭株主発表)

2019.01.24 14:03

 サンズチャイナ(01928.HK)は24日、ニューヨーク証券取引所に上場する筆頭株主のラスベガス・サンズ(Las Vegas Sands Corp.)が決算報告書(米国会計基準)を発表し、マカオ事業の2018年10-12月期業績を明らかにした。なお、サンズチャイナの財務諸表は国際会計基準に基づいており、ラスベガス・サンズの開示情報と直接比較することはできない。

 サンズチャイナの純営業収益は前年同期比9%増の22億5000万米ドル、純利益は11%減の4億6500万米ドルに達した。また、2018年通年の純営業収益は前年比14%増の86億7000万米ドル、純利益は19%増の19億米ドルだった。

 10-12月期の事業別業績をみると、大型総合カジノリゾート「ベネチアン・マカオ・リゾートホテル」(澳門威尼斯人)の純営業収益は11.8%増の9億1900万米ドル。EBITDAは9.6%増の3億5500万米ドルに上り、EBITDAの利益率は前年同期を0.8ポイント下回った。

 大型総合カジノリゾート「サンズ・コタイ・セントラル」(金沙城中心)が伸び悩み、純営業収益が1.3%増の5億5800万米ドル、EBITDAが4%減の1億9400万米ドルだった。

 さらに総合リゾート「ザ・プラザ・マカオ」(澳門百利宮)の純営業収益も伸び悩み、0.6%増の1億7500万米ドル。EBITDAは9.9%減の6400万米ドルだった。

 マカオ初のラスベガス式カジノ「サンズ・マカオ」(澳門金沙)は引き続き振るわず、純営業収益は前年同期比4%増の1億5600万米ドル、EBITDAは5%減の3800万米ドルと低迷。

 一方で2016年9月に開業した複合型ホテル「ザ・パリジャン・マカオ」(澳門巴黎人)は回復し、純営業収益は29%増の4億1400万米ドル、EBITDAは48.3%増の1億3200万米ドルに達した。
 
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【出所】香港証取サイト上の公告(2019/01/24)

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