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【11月26日の中国本土市場】
2018.11.26 16:59
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が小幅に3日続落し、前営業日比0.14%安の2575.81ポイント。B株指数は続落し、0.40%安の276.04ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日続落し、0.27%安の7615.91ポイント。B株指数が続落し、0.69%安の869.74ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約29%減少し、概算で2547億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しに転じ、買越額はそれぞれ18億3600万元、8億3700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米国が同盟国に対し、通信機器大手の華為技術の製品を使わないよう働きかけているとの報道をきっかけに、先週末の上海総合指数は急落。終値で節目の2600ポイントを割り込んだ。週明けの上海総合指数は、先週末の反動から小高く寄り付いた。こうしたなか、中国人民銀行(中央銀行)が買いオペを通じた資金供給を22日連続で停止し、SHIBOR(上海銀行間貸出金利)が上昇。また、今週末の20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせて米中首脳会談が開かれるため、様子見ムードが広がり、その後は前日終値を挟み一進一退。小幅安で取引を終了した。
上海市場は全体の5割半近くの銘柄が下落。もっとも、大型株が堅調だったことで、上海総合指数の下落率は小幅にとどまった。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.11%高だった。深セン市場の下落銘柄は5割あまりに上った。中小企業板指数は0.37%安、創業板指数は0.31%安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、国際原油価格の急落を受け、石油株が軟調。二大石油株は中国石油化工'A'(600028.SS)が0.85%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.52%安。四大国有銀行株は中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.60%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.56%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.37%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.27%高だった。
そのほかでは、1-10月のセメント生産量が前年同期比で増加したと報道され、関連銘柄が強い。冀東水泥(000401.SZ)が2.98%高、北京金隅'A'(601992.SS)が1.70%高、安徽海螺水泥'A'(600585.SS)が1.62%高。北京の副都心「雄安新区」の関連銘柄も堅調。華訊方舟(000687.SZ)が6.63%高、雪迪竜科技(002658.SZ)が3.33%高。一方、鉄鋼の業界団体幹部が、来年にかけて経営環境が厳しくなるとの見通しを示し、関連銘柄が弱い。江蘇沙鋼(002075.SZ)がストップ安、華菱鋼鉄(000932.SZ)が6.35%安、新余鋼鉄(600782.SS)が4.13%安、宝山鋼鉄(600019.SS)が2.39%安だった。
B株市場は上海・深センいずれも全体の6割あまりの銘柄が下落した。(中国部・関)
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