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【11月22日の香港市場】

2018.11.22 18:02

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続伸し、前日比0.18%高の2万6019.41ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は反落し、0.37%安の1万446.43ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約13%減少し、概算で677億3000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が4億4100万元の売り越しに転じた。深セン経由は4億5800万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は自律反発期待で買いが先行したものの、感謝祭の祝日前で手じまい売りが広がり、ダウ平均は小幅に3日続落した。ハイテク株は買い戻され、ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反発した。香港市場は主要指数が高く寄り付いたものの、ザラ場に入るといずれも下げに転じた。ハンセン指数は2万6000ポイントを割り込み、前場は概ね小幅安で推移。後場の序盤は前日終値を挟んで一進一退となり、中盤は節目の2万6000ポイント付近での小動き。3日ぶりに2万6000ポイントを回復し、取引を終了した。中国企業指数は朝方からマイナス圏での値動きに終始。感謝祭の影響で海外投資家の商いが少なく、メインボードの売買代金は先月3日以来の700億HKドル割れとなった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が上昇率2位の1.86%高。米国市場でハイテク株が堅調だったことを好感したほか、2021年にも香港の鉄道でウィチャットペイによる二次元コード支払いが可能になるというニュースも、材料視されたもようだ。香港鉄路(00066.HK)も買われ、上昇率4位の1.65%高だった。マカオのカジノ株は続伸し、サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率3位の1.70%高、銀河娯楽(00027.HK)が同6位の1.39%高だった。

 一方、スマホ部品関連株は反落し、舜宇光学科技(02382.HK)が下落率2位の3.95%安、瑞声科技(02018.HK)が同5位の1.91%安。iPhone製造の鴻海精密が来年の支出を200億元削減すると外電が伝え、受注の落ち込みを懸念する売りが出た。昨日の上昇率1位だった碧桂園控股(02007.HK)は、転換社債の買い戻しと新規発行に関する情報開示のため前場は売買を停止し、後場から取引を再開。下落率3位の3.51%安に沈んだ。(中国部・千原)
 
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