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【11月22日の中国本土市場】
2018.11.22 16:48
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に反落し、前日比0.22％安の2645.43ポイント。B株指数は続伸し、0.08％高の283.66ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反落し、0.18％安の7893.98ポイント。B株指数が4日ぶりに反発し、0.22％高の891.20ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約12％減少し、概算で3053億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）と「深股通」（香港経由の深センA株投資）はいずれも売り越しに転じ、売越額はそれぞれ3億6100万元、1600万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
前日のニューヨーク市場のダウ平均は3日続落。しかし、中国人民銀行（中央銀行）による買いオペを通じた資金供給が20日連続で停止した。人民元レートの基準値の小幅上昇が好感され、上海総合指数は小高く寄り付いた。しかし、序盤でマイナスに転じると、その後は下げ幅を広げる展開。後場も序盤は安値圏で推移。中盤に入ると一部の銘柄に買い戻しが入り、指数がプラスに転じる場面もあったが、終値は2650ポイントを割り込んだ。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が下落し、大型株が軟調。上海市場の大型株で構成される上証50指数は0.55％安だった。深セン市場は上昇、下落銘柄がほぼ同数。中小企業板指数は0.27％高、創業板指数は0.66％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、保険株が軟調。太平洋保険'A'（601601.SS）が1.49％安、平安保険'A'（601318.SS）が1.35％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.26％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.09％安。二大石油株は中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.25％高だった一方、中国石油化工'A'（600028.SS）は0.67％安だった。
そのほかでは、証券株が軟調。中信建投証券'A'（601066.SS）が2.84％安、中原証券'A'（601375.SS）が2.50％安、中国銀河証券'A'（601881.SS）が2.36％安、東方証券'A'（600958.SS）が1.92％安。セメント株が弱い。双馬スイデイ（000935.SZ）が3.60％安、冀東水泥（000401.SZ）が2.77％安、北京金隅'A'（601992.SS）が2.15％安、安徽海螺水泥'A'（600585.SS）が0.46％安。一方、造船株が堅調。中船防務'A'（600685.SS）が2.32％高、中船科技（600072.SS）が1.89％高、船舶重工（601989.SS）が0.94％高、江蘇亜星錨鏈（601890.SS）が0.51％高だった。
上海と深センのB株市場はいずれも下落銘柄の方がわずかに多かった。（中国部・関）
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