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【11月20日の香港市場】

2018.11.20 17:50

 主要指数はいずれも4日ぶりに反落。ハンセン指数は前日比2.01%安の2万5840.34ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.55%安の1万466.11ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4%減少し、概算で774億5000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が2億3700万元の売り越し。深セン経由は2億8600万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反落。アップルが新型iPhoneの発注を減らしたと報じられ、売れ行き不振への警戒感から急落した。ナスダック総合株価指数は米中対立を背景に半導体株などが売られ、大幅に続落した。外部環境の悪化を受け、香港の主要指数は低く寄り付いた。ハンセン指数は朝方から節目の2万6000ポイントを挟んで一進一退だったが、前場の終盤で一段安となった。後場は安値圏での小動きとなり、4日ぶりに終値で2万6000ポイントを割り込んだ。

 ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。昨日の下落率2位だった石薬集団(01093.HK)が続落し、本日は同1位の5.26%安。33.77%増益の18年1-9月期決算を前日に発表したが、多くのアナリストが研究開発費用などの急増を指摘し、相次いで目標株価を引き下げたことを嫌気した。

 マカオのカジノ株の下げも大きく、銀河娯楽(00027.HK)が3.94%安、サンズチャイナ(01928.HK)が3.49%安。11月のマカオのカジノ収益が前年同月比で小幅増にとどまるとアナリストが予想し、これが売り材料となった。昨日は堅調だった本土系不動産株が売られ、中国海外発展(00688.HK)が3.81%安。米国市場でハイテク株が売られた影響で、時価総額の大きなテンセント(00700.HK)が3.29%安。米アップル関連の銘柄も売られ、昨日の上昇率1位だった瑞声科技(02018.HK)が、本日は3.66%安。昨日の上昇率5位だった舜宇光学科技(02382.HK)も反落し、本日は2.38%安だった。

 そのほかでは小米B(01810.HK)が8.38%高。7-9月期の業績にアナリストからポジティブな評価が相次いだことを好感した。(中国部・千原)
 
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