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【9月18日の中国本土市場】
2018.09.18 17:32
主要指数はいずれも3日ぶりに反発。上海市場は上海総合指数が前日比1.81％高の2699.95ポイント、B株指数が1.10％高の282.93ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が1.67％高の8133.21ポイント、B株指数が0.95％高の956.99ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約23％増加し、概算で2537億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は16億9100万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は3億9900万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米国のトランプ大統領が、2000億米ドル規模の中国製品を対象に、制裁関税を24日付で発動すると発表。通商問題の深刻化を背景に、上海総合指数は低く寄り付いた。しかし、中国証券監督管理委員会（CSRC）の方星海・副主席が、米中摩擦への準備はできており、影響は限定的との見方を示すと、後場は一本調子で上昇。終値で2700ポイントをわずかに下回ったが、本日の高値付近で取引を終了した。上海市場は全体の9割近くの銘柄が上昇。上海市場の大型株で構成される上証50指数は2.45％高だった。深セン市場の上昇銘柄も9割近くに上った。中小企業板指数は1.50％高、創業板指数は2.03％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、政府による財政出動への期待から、交通インフラ建設の中国交通建設'A'（601800.SS）と中国鉄建'A'（601186.SS）がストップ高、中国建築（601668.SS）が6.29％高、中国中鉄'A'（601390.SS）が5.99％高だった。時価総額の大きな銀行株が堅調。四大国有銀行株は中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.31％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.21％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.85％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.55％高だった。二大石油株はまちまちで、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.69％安だった一方、中国石油化工'A'（600028.SS）は1.49％高。
そのほかでは、天然ガス需要が拡大していくとの見通しから、中天能源（600856.SS）が4.26％高、金鴻控股（000669.SZ）が2.63％高。台風22号による水産物や家畜への被害が懸念され、雛鷹農牧（002477.SZ）と東方海洋（002086.SZ）がストップ安だった。
上海B株市場は全体の9割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の約8割の銘柄が上昇した。（中国部・関）
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