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【7月25日の香港市場】
2018.07.25 18:03
主要指数はいずれも4日続伸。ハンセン指数は前日比0.90%高の2万8920.90ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.91%高の1万1074.16ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約20%減少し、概算で863億7400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が3億4700万元、深セン経由が3億6900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場は四半期決算が好調だった銘柄が買われ、ダウ平均が4日ぶりに反発した。好転した外部環境を背景に、香港市場は主要指数が高く寄り付き、その後も堅調に推移。中国企業指数は約1カ月ぶりに終値で1万1000ポイントを回復した。もっとも、様子見ムードが強く、売買代金は昨日に比べ大幅に減少。本土マネーの動きも低調で、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約10%に低下した。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株が堅調。サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率1位の4.40%高、銀河娯楽(00027.HK)が同3位の3.60%高だった。カジノ会社の新濠博亜娯楽(MLCO)が発表した4-6月期決算でEBITDAが前年同期比8%増だったことを受け、アナリストが目標株価を引き上げたことを好感。これに連れ高した。
碧桂園控股(02007.HK)は続伸し、上昇率2位の3.69%高。今年上半期の業績がライバル企業を上回るとアナリストが評価し、これが材料視された。同じく高評価を受けた華潤置地(01109.HK)は2.66%高。また、原油相場の上昇を好感し、中国海洋石油(00883.HK)が上昇率4位の3.53%高だった。幅広い銘柄が買われるなか、ディフェンシブな公益株などが軟調。万洲国際(00288.HK)は米中貿易摩擦への警戒感を背景に、下落率1位の1.39%安だった。そのほかでは、紫光科技(00365.HK)が18.67%高。親会社がフランスのスマートカード機器メーカーを買収するという報道を好感した。(中国部・千原)
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