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【7月23日の香港市場】
2018.07.23 17:52
主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は0.11%高の2万8256.12ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.45%高の1万731.36ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約16%減少し、概算で839億5800万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が16億2800万元、深セン経由が11億7100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場はダウ平均が小幅に続落。年間5000億米ドルあまりに上る中国からの輸入品すべてに追加関税を課す用意があるとトランプ大統領が発言し、米中貿易摩擦への警戒感が強まった。本日の香港市場は本土系銘柄を中心に買いが先行し、主要指数は高く寄り付いた。その後は戻り売りに押され、前場は下げに沈む場面もあったが、上海市場が上げに転じたことを追い風に、後場は中国企業指数が堅調な値動きに終始。ハンセン指数は後場の終盤で下げに転じる場面もあったが、本土系銘柄に支えられ、小幅高で終了した。海外投資家に比べ、本土投資家の動きが活発。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約15%に上った。
ハンセン指数の構成銘柄では、ニューヨーク市場でマイクロソフトが買われたことを好感し、パソコン大手の聯想集団(00992.HK)が上昇率1位の2.92%高。本土系銘柄は金融機関のアセットマネジメント業務に関する新規則を好感。先週末の上昇率1位だった中国工商銀行(01398.HK)が続伸し、本日は1.25%高。新規則が銀行理財商品をめぐる不透明性の払しょくに有益などと、ポジティブな見方が多かったことから、引き続き好材料視された。不動産企業の資金繰り問題も解消に向かうとの見方を背景に、中国海外発展(00688.HK)が1.70%高だった。
こうしたなか、スマホ部品の関連銘柄が続落。先週末の下落率1位だった舜宇光学科技(02382.HK)が、本日は同4位の2.42%安。瑞声科技(02018.HK)は2.20%安だった。そのほかでは消費関連株の下げが目立ち、中国旺旺(00151.HK)が下落率1位の3.75%安、蒙牛乳業(02319.HK)が同3位の2.96%安だった。(中国部・千原)
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