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【2月20日の香港市場】

2018.02.20 17:57

 旧暦いぬ年の最初の取引日は、主要指数がまちまち。ハンセン指数は前営業日比0.77%安の3万873.63ポイント、H株指数は1.10%安の1万2396.87ポイントと、4日ぶりに反落。レッドチップ指数は小幅に4日続伸し、0.11%高の4524.55ポイントだった。メインボードの売買代金は1078億4400万HKドルに上り、前場のみの取引だった連休前最終売買日に比べ約40%増加。通常取引だった14日との比較では約3%減少した。「港股通」(本土からの香港株投資)は中国本土の春節(旧正月)連休にともない停止しており、2月22日に再開する予定。

 19日のニューヨーク市場はプレジデントデーで休場、本日の中国本土は春節連休で休場中。一足先に連休明けとなった香港市場は、中国本土系の金融株や不動産株などが売られ、主要指数は朝方から下げ幅を拡大。ハンセン指数は節目の3万1000ポイントを割り込んだ。こうしたなか、本日の前場終了後に17年12月本決算の発表を予定しているHSBC(00005.HK)が急に上げに転じると地合いが改善し、主要指数は上げに転じた。HSBCの決算は大幅増益だったものの、市場予想をやや下回る水準。これを受けHSBCは後場で売られ、再び地合いが悪化した。

 ハンセン指数は後場に入ると、3万1000ポイント付近で小安く推移。終盤では前日終値を挟んで一進一退となったが、取引終了間際に売りに押され、3万1000ポイント割れで大引けとなった。H株指数は金融株などが重荷となり、前場の中盤から前日終値を挟んで小動き。後場は小幅安で推移していたが、取引終了間際に下げ幅を広げた。ダウ平均先物が軟調で、香港市場の逆風となった。「港股通」の停止で本土マネーの流入はなかったものの、メインボードの売買代金は1000億HKドルを上回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、HSBCが下落率1位の3.11%安。前引け後に発表した決算が嫌気され、後場で大幅安となった。その傘下の恒生銀行(00011.HK)も売られ、1.61%安だった。また、連休前最終日は堅調だった本土系の金融株が反落。銀行株では中国銀行(03988.HK)が下落率3位の2.04%安、保険株では平安保険(02318.HK)が同5位の2.01%安。このほか、中国建設銀行(00939.HK)が1.76%安、中国工商銀行(01398.HK)が1.57%安だった。

 同じく連休前は堅調だった本土系不動産株も下落。碧桂園控股(02007.HK)が下落率4位の2.02%安だったほか、華潤置地(01109.HK)が1.49%安、中国海外発展(00688.HK)が1.22%安。本土系石油株も軟調だった。

 幅広い銘柄が売られるなか、連休前に続きスマートフォン部品関連株が堅調。舜宇光学科技(02382.HK)が2.57%高、瑞声科技(02018.HK)が2.54%高となり、上昇率1~2位に並んだ。春節中にマカオを訪問した旅行者が前年比で増加したことを受け、カジノ株も買われ、銀河娯楽(00027.HK)が1.94%高、サンズチャイナ(01928.HK)が1.12%高だった。(中国部・千原)
 
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