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【1月24日の香港市場】
2018.01.24 18:03
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.08％高の3万2958.69ポイント、レッドチップ指数は0.83％高の4895.19ポイントで、そろって7日続伸。H株指数は19日続伸し、0.96％高の1万3620.93ポイント。メインボードの売買代金は昨日に比べ約5％減少し、概算で1878億4500万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が20億1900万元、深セン経由が19億5600万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場は3日ぶりにダウ平均が小反落。医薬品や日用品の大型株が、決算内容を嫌気して大幅安となったことが重荷となった。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、過去最高値を更新した。本日の香港市場は高値警戒感を背景に、主要指数が前場でマイナス圏に沈んだ。H株指数は石油株が堅調だったこともあり、上げに転じて前場を終了。ハンセン指数とレッドチップ指数も、後場でプラスに切り返した。ハンセン指数は終盤で初めて3万3000ポイントを超えたものの、上値が重く、節目の水準を再び割り込んで取引を終了した。ハンセン指数は本日も過去最高値を更新。H株指数は連騰記録を19に伸ばした。
ハンセン指数は下落した構成銘柄の方が多かったものの、本土系石油株に支えられ、わずかに上昇した。中国石油天然気（00857.HK）が5.25％高、中国石油化工（00386.HK）が4.58％高となり、上昇率1～2位に並んだほか、中国海洋石油（00883.HK）が同5位の3.05％高。産油国が減産を継続するとの見方から、原油高が進んだことを好感したもようだ。長江和記（00001.HK）は同社を取材したアナリストが業績予想と目標株価を引き上げたことが材料視され、1.94％高だった。
一方、平安保険（02318.HK）が下落率1位の2.48％安だったほか、昨日の上昇率1位だった吉利汽車（00175.HK）が1.14％安。いずれも昨日の「港股通」で本土マネーが売り越しており、これが嫌気されたもようだ。平安保険はA株に比べH株が割高なことも、調整の材料となったもようだ。瑞声科技（02018.HK）は下落率2位の1.45％安。「iPhoneX」の出荷が落ち込むと予想するアナリストが、目標株価を下方修正したことが売り材料となった。（中国部・千原）
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