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【1月24日の中国本土市場】
2018.01.24 17:19
主要指数はいずれも小幅高。上海市場は上海総合指数が7営業日続伸し、前日比0.36％高の3559.46ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.58％高の346.11ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日続伸し、0.45％高の1万1607.56ポイント。B株指数はかろうじて反発し、0.19％高の1219.30ポイントだった。両市場の売買代金（速報値）は概算で6008億元に達し、前日比で約15％増加。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は5億5000万元の売り越しに転じた。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は引き続き買いが多く、9億8000万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
高値警戒感を背景に利益確定売りに押され気味となり、前場の上海総合、深セン成分の両指数は神経質な値動きに終始した。だが、後場でやや持ち直し、いずれも小幅高で大引け。期末の業績・配当狙いの買いが入り、大型株中心の上証50指数は連騰記録を19日に伸ばした。中国人民銀行（中央銀行）による資金供給と人民元高が好感されたほか、習近平・国家主席主催の中央全面深化改革領導小組の第2回会議が開かれ、構造改革への期待感も広がった。
両市場全体で約2160の銘柄が上昇。値下がりは約1080銘柄にとどまった。足元のA株市場の回復傾向が織り込まれ、中信証券'A'（600030.SS）が8.06％高、招商証券'A'（600999.SS）が6.44％高、華泰証券'A'（601688.SS）が5.29％高など、証券大手が好調。一部の銀行株も続伸し、浦東発展銀行（600000.SS）が5.19％高、興業銀行（601166.SS）が2.18％高だった。また、原油価格の先高感と業績回復期待から、石油セクターが上昇。中国石油化工'A'（600028.SS）が3.97％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.52％高と、大型石油株が動意付いた。中海油田服務'A'（601808.SS）は期末決算の黒字転換見通しを手がかりに4.07％高。
また、政策支援を見込み深セン上場のハイテク関連株が好調だった。四維図新（002405.SZ）が7.92％高、紫光国芯（002049.SZ）が6.79％高、中科金財（002657.SZ）が4.01％高。発光ダイオード（LED）関連株の木林森（002745.SZ）は期末配当への期待感から、5.63％高と物色された。
一方で平安保険'A'（601318.SS）が2.94％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.92％安など、保険株が振るわず上海総合指数の重しになった。洋河酒廠（002304.SZ）が2.14％安、茅台酒（600519.SS）が1.20％安など、白酒大手に利益確定売りがみられた。
なお、B株市場は上海で7割半の銘柄が上昇。一方、深センでは6割半の銘柄が下落した。それでも重複するA株と異なり安徽古井貢酒（200596.SZ）が上昇率1位の4.44％高と買われ、深センB株指数の上昇に寄与した。（中国部・畦田）
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