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【1月19日の中国本土市場】

2018.01.19 16:55

 主要指数は上海が上昇、深センが下落。上海市場はそろって4日続伸し、上海総合指数が前日比0.37%高の3487.86ポイント、B株指数が0.06%高の346.58ポイントだった。深セン市場はいずれも反落し、深セン成分指数が0.20%安の1万1296.27ポイント、B株指数が0.04%安の1210.36ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約12%増加し、概算で5414億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億7300万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は8億4400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 上海総合指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移。ただ、節目の3500ポイント近くで上値が重く、後場の中盤から上げ幅を縮め、終盤で下げに転じる瞬間もあったが、取引終了間際に切り返し、4日続伸となった。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が下落し、上昇銘柄は3割半にとどまったが、大型株に支えられた。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.36%高となり、16日続伸を記録している。一方、深セン市場は中小型の銘柄を中心に、全体の5割あまりの銘柄が下落。中小企業板指数は0.06%安、創業板指数は0.56%安だった。

 上海A株市場の主力セクターでは、銀行株が総じて堅調。時価総額の大きな四大国有銀行は中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.14%安となったものの、そのほかは中国農業銀行'A'(601288.SS)が2.28%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.22%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.91%高だった。二大石油株はいずれも上昇し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が3.09%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.57%高。証券株は軒並み大幅高となり、中国銀河証券'A'(601881.SS)と東興証券(601198.SS)がストップ高。保険株は売られ、中国人寿保険'A'(601628.SS)が1.36%安、新華人寿保険'A'(601336.SS)が1.11%安だった。

 上海B株市場は上昇銘柄と下落銘柄が同数だったが、上海地場系の大型株に支えられ、上海B株指数はわずかに上昇した。上海市の域内総生産(GDP)が、2017年は初めて3兆元を突破したことが明らかとなり、これが追い風となったもようだ。深センB株指数は全体の5割半の銘柄が下落した。(中国部・千原)
 
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