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【1月17日の香港市場】

2018.01.17 18:08

 主要指数は小幅に続伸した。ハンセン指数は前日比0.24%高の3万1983.41ポイント、レッドチップ指数は0.01%高の4679.13ポイント。H株指数は連騰記録を14日間に伸ばし、0.63%高の1万2868.78ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で1782億5500万HKドルに達し、前日比で約8%増加。約2年6カ月ぶりの大商いを記録した。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が26億8200万元、深セン経由が13億1700万元にそれぞれ増加した(注文ベース:買注文と売約定の差)。
 
 連休明けのニューヨーク株式市場は短期的な米国政治リスクなどを受けて主要指数が調整。だが、米国経済拡大への期待感などから下げ幅は限られた。この流れを受けて本日の香港株市場は利益確定売りが先行し、主要指数は朝方に下落。もっとも、大幅な調整は免れた。その後は徐々に持ち直し、ハンセン指数は取引終了間際にプラス圏を回復。前日に終値ベースで史上最高値を更新したが、本日はザラ場ベースの高値も抜いた。H株指数は後場半ばから上げ幅を拡大し、1万3000ポイントに接近。レッドチップ指数は取引終了間際にかろうじてプラス圏に乗せた。明日発表の中国のGDP統計への期待感に加え、上海A株市場が底堅く推移し、強気の投資マインドにつながった。

 株価の先高感を支えに保険・証券セクターの多くが続伸。生保最大手の中国人寿保険(02628.HK)が2.74%高、取引所の香港交易所(00388.HK)が2.49%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2~3位に並んだ。中信証券(06030.HK)が8.09%高、中国銀河証券(06881.HK)が5.88%高、海通証券(06837.HK)が4.44%高など、証券大手が軒並み上昇。インクルーシブ・ファイナンスに対する預金準備率の引き下げが今月25日から実施される見通しであることが伝わり、中国農業銀行(01288.HK)が2.87%高、中信銀行(00998.HK)が2.84%高など、銀行株も概ね堅調だった。

 「港股通」を通じた本土マネーの流入を受け、本土未上場の有力企業が概ね上昇。乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)が5.49%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。菓子大手の中国旺旺(00151.HK)も同4位の1.94%高だった。また、カナダIT企業への出資観測から、大型IT株のテンセント(00700.HK)が1.08%高と続伸し、昨日に続いてハンセン指数の上昇に貢献した。

 一方で本土未上場の有力企業でも、不動産大手は利益確定売りに押された。碧桂園控股(02007.HK)が5.51%安、中国海外発展(00688.HK)が2.22%安と調整し、ハンセン指数構成銘柄の下落率1、3位。また、前日に最高値を付けた万科企業(02202.HK)は4.97%安だった。個別ではゴミ処理発電会社の緑色動力環保(01330.HK)が13.87%安。A株上場計画の難航が伝えられ、ろうばい売りが膨らんだ。(中国部・畦田)
 
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