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【1月16日の香港市場】
2018.01.16 18:08
主要指数はそろって大幅高だった。ハンセン指数は前日比1.80%高の3万1904.75ポイント、レッドチップ指数は1.83%高の4678.34ポイントと、いずれも反発。H株指数は連騰記録を13日間に更新し、2.54%高の1万2787.28ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で1646億2900万HKドルに達し、前日を約2%下回ったものの、引き続き高水準の商いとなった。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が13億1800万元、深セン経由が6億4400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
キング牧師生誕日の祝日で前日の米国株市場は休みだったこともあり、欧米発の材料は限定的だった。こうしたなか、外為市場で人民元高が進み、これを好感するかたちで本日の香港株市場は地合いが改善。ハンセン指数の連騰記録が前日に14日間で止まったことで高値警戒感が幾分和らいだことも大きかった。主要3指数は前場で順調に上げ幅を広げ、後場も堅調に推移。ハンセン指数は高値引けし、終値ベースで史上最高値を更新。ザラ場ベースでも07年10月30日の最高値(3万1958.41ポイント)に接近した。
年初からの香港株の上昇が好感され、香港交易所(00388.HK)が5.87%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。証券セクターが買われ、中信証券(06030.HK)が4.64%高、中国銀河証券(06881.HK)が3.47%高、華泰証券(06886.HK)が2.14%高だった。期末の業績・配当への期待感が広がり、銀行セクターが上昇。中国建設銀行(00939.HK)が3.69%高、中国銀行(03988.HK)が3.41%高、中国工商銀行(01398.HK)が3.30%高など好調で、指数の上昇を牽引した。来月の旧正月連休を控えてレジャー需要拡大への期待感から観光セクターが上昇。上海錦江国際酒店(02006.HK)は大口の買いが入ったもようで、11.22%高と52週高値を更新した。
また、土地供給の増加を織り込み、本土系不動産株が上昇。A株に連れ高して万科企業(02202.HK)が9.18%高で最高値を更新したほか、碧桂園控股(02007.HK)が3.01%高、華潤置地(01109.HK)が2.91%高で引けた。大型IT株のテンセント(00700.HK)はモバイルゲーム事業の好調を受けて2.53%高となり、ハンセン指数の上昇に貢献した。
一方で燃油高が懸念され、中国南方航空(01055.HK)が3.33%安、中国国際航空(00753.HK)が2.47%安、中国東方航空(00670.HK)が2.20%安と、航空セクターが逆行安。金鉱大手の招金砿業(01818.HK)はロシア産金大手への出資計画が頓挫し、0.78%安に沈んだ。アルミ大手の中国宏橋(01378.HK)は増資による希薄化が警戒され、6.80%安で取引を終えた。(中国部・畦田)
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