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【12月13日の中国本土市場】

2017.12.13 16:58

 主要指数はいずれも反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.67%高の3303.03ポイント、B株指数が0.16%高の337.38ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.91%高の1万1143.88ポイント、B株指数が0.89%高の1157.35ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約1割減少し、概算で3361億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)はいずれも買い越しに転じ、買越額はそれぞれ21億6000万元、8億5700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 本土市場は2400以上の銘柄が上昇。上海総合、深セン成分の両指数は前場こそ前日終値を挟んだ小動きだったが、後場で上げ幅を広げた。上海総合指数は終値ベースで再び3300ポイントを回復。来年の経済政策方針を定める中央経済工作会議の日程が12月18~20日に決まったとの消息筋情報が伝わり、政策期待が押し目買いにつながった。中国人民銀行(中央銀行)による資金供給、明日発表の中国の主要統計への期待感なども支援材料になった。

 国際航空運送協会(IATA)が来年の世界空運市場も安定成長が続くという見通しを公表。国際原油相場の反落も手伝い、空運関連株が上昇した。中国国際航空'A'(601111.SS)が9.63%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が6.97%高、吉祥航空(603885.SS)が5.42%高、広州白雲エアポート(600004.SS)が3.96%高。中央銀行の資金供給を材料に金融セクターが買い戻され、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.44%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.02%高、平安保険'A'(601318.SS)が1.27%高。来年の新エネルギー車の販売台数が100万台に達する見通しを中国政府が明らかにし、衆泰汽車(000980.SZ)が1.64%高、BYD'A'(002594.SZ)が1.49%高など、電気自動車(EV)のテーマ株が堅調。

 また、中央経済工作会議を前に、構造改革の主要テーマである環境関連の銘柄に思惑買いが集まった。風力発電設備の新疆金風科技'A'(002202.SZ)がストップ高、天順風能(002531.SZ)が8.91%高、大気汚染防止設備の清新環境(002573.SZ)が3.45%高、太陽電池関連の隆基シリコン(601012.SS)が3.99%高。年末の需要シーズンを前に酒造セクターが物色され、青島ビール'A'(600600.SS)が7.47%高、安徽古井貢酒'A'(000596.SZ)が7.14%高だった。

 一方でセメントセクターがさえず、華新セメント'A'【売付のみ】(600801.SS)が3.61%安、北京金隅'A'(601992.SS)が1.73%安。政策支援で足元好調だったビッグデータ関連銘柄の数拠港(603881.SS)が利益確定に押され、1.75%安に沈んだ。

 なお、B株市場もA株に連れ高し、幅広い銘柄が反発。一方で上海B株では華新セメント(900933.SS)が1.00%安、深センB株では湖北沙隆達(200553.SZ)が下落率1位の1.54%安に沈み、指数の上げ幅を縮めた。(中国部・畦田)
 
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