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【7月24日の香港市場】
2017.07.24 18:02
主要指数はいずれも小幅に上昇。ハンセン指数は反発し、前営業日比0.52％高の2万6846.83ポイント。H株指数は3営業日ぶりに反発し、0.31％高の1万820.95ポイントだった。レッドチップ指数はわずかに4日続伸し、0.39％高の4247.97ポイント。メインボードの売買代金は先週末比で約7％減少し、概算で791億2700万HKドルだった。「港股通」（本土からの香港株投資）はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が7億8700万元、深セン経由が6億9900万元。
週明けの香港株市場は堅調な地合いが続いた。主要指数は朝方を除いて概ね底堅く推移し、上げ幅は限られたが、いずれもプラス圏で取引を終えた。先週に続いて上期の中国経済の回復傾向や企業業績の改善などが織り込まれた。一方で産油国間の協調減産の実効性をめぐる懸念から、先週末のニューヨークWTI原油先物が調整。また、トランプ政権内部の混乱が伝えられ、ダウ平均も軟調に推移した。こうした悪材料が影響し、主要指数は上値の重さも目立った。
大手投資銀行がマカオの4－6月期のカジノ収益を好評価し、通年で15％の伸びを予想。これを手がかりに、銀河娯楽（00027.HK）がハンセン指数構成銘柄の上昇率3位となる3.57％高、ウィンマカオ（01128.HK）が2.11％高、サンズチャイナ（01928.HK）が0.97％高だった。大型IT株のテンセント（00700.HK）が1.75％高となり、株価を300HKドルの大台に乗せて大引け。米系証券会社による目標株価引き上げが好感された。これに連れ高し、同セクターの火岩控股（08345.HK）が4.24％高、雲遊控股（00484.HK）が1.25％高。
また、香港電力大手の電能実業（00006.HK）が2.58％高と続伸し、引き続き2ケタ増益の中間決算と大規模な特別配当が好感された。電能実業を傘下に置く長江基建集団（01038.HK）も続伸し、3.65％高でハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。このほか、自動車大手の吉利汽車（00175.HK）が好業績狙いの買い戻しが膨らみ、同1位の5.91％高で引けた。
一方、先週末の急反落を引きずり、スマホ部品大手の瑞声科技（02018.HK）が3.84％安と、2営業日連続でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。製品在庫の増加が警戒され、鉄鋼セクターが低迷。重慶鋼鉄（01053.HK）が6.54％安、鞍鋼（00347.HK）が2.79％安、馬鞍山鋼鉄（00323.HK）が2.73％安だった。個別では電力大手の中国電力国際発展（02380.HK）が4.65％安。中間期の大幅減益見通しが嫌気された。（中国部・畦田）
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