中国株ニュース 詳細
【7月24日の中国本土市場】
2017.07.24 17:49
主要指数はA株が小反発、B株がわずかに続伸した。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.38％高の3250.59ポイント。B株指数は5日続伸し、0.29％高の330.55ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が反発し、0.38％高の1万404.22ポイント。B株指数は5日続伸し、0.41％高の1176.89ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べて約11％増加し、概算で4929億元。なお、「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は2億700万元、「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は14億8700万元だった。
週明けの本土市場は2000以上の銘柄が上昇。値下がり銘柄は960あまりにとどまった。上海総合、深セン成分の両指数は小安く寄り付いたものの、その後は底堅く推移。後場はプラス圏を維持し、小幅高で取引を終えた。先週発表された中国の17年上期の経済統計が概ね堅調だったことを受け、上場企業の中間決算・配当への期待感が広がり、全体の地合いを支えた。機関投資家からの資金流入も織り込まれ、大型株などが堅調。一方で先週末の米国株市場やニューヨークWTI原油先物が小幅に調整するなど、不透明な外部環境が上値を抑えた。
人民解放軍の建軍90周年を来月1日に控え、軍需関連株が物色された。中航高科（600862.SS）がストップ高、航発動控（000738.SZ）が2.67％高、中国船舶（600150.SS）が1.80％高、中船防務'A'（600685.SS）が1.75％高。新素材「グラフェン」の関連銘柄が動意付き、方大炭素（600516.SS）がストップ高、華麗家族（600503.SS）が7.49％高、東旭光電科技'A'（000413.SZ）が2.71％高。習近平政権による振興策が強まるとの見方から、福建省アモイ市の地場系銘柄が好調だった。廈門国貿（600755.SS）が7.41％高、廈門空港（600897.SS）が4.53％高、廈門信達（000701.SZ）が3.46％高。高速道路セクターが全般的に値上がりし、中原高速公路（600020.SS）がストップ高、江西カン粤高速公路（600269.SS）が7.32％高、深セン高速道路'A'（600548.SS）が4.27％高。
一方で不動産株の一角が調整した。不動産ローンの伸び率が上期に減速したほか、引き締め強化なども織り込まれた。万科企業'A'（000002.SZ）が3.95％安、保利房地産（600048.SS）が2.09％安、華夏幸福基業（600340.SS）が0.40％安。石炭株に利益確定売りが目立ち、平煤（601666.SS）が3.87％安、ヤン州煤業'A'（600188.SS）が3.77％安。製紙大手も利食い売りに押された。
なお、B株市場はA株に連れ高し、7割弱の銘柄が上昇。上海B株では機械株の恒天凱馬（900953.SS）が3.75％高で上昇率1位。深センB株では深セン特力集団（200025.SZ）が資産売却の計画を明らかにし、同1位の5.20％高と買われた。（中国部・畦田）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
