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【5月16日の香港市場】
2017.05.16 18:31
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.14％安の2万5335.94ポイント、H株指数は0.15％安の1万433.69ポイントと、いずれも7日ぶりに小反落。レッドチップ指数は続伸し、0.87％高の3979.38ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約4％減少し、概算で780億4300万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が29億7300万元、深セン経由が5億6400万元だった。
ニューヨーク市場は、ダウ平均が5日ぶりに反発。原油相場の上昇を好感してエネルギー株が買われたほか、世界的なサイバー攻撃被害を受けてネットセキュリティー関連株が物色された。外部環境の好転を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いたものの、昨日は堅調だった本土系の銀行株などが売られ、ハンセン指数やH株指数は朝方で下げに転じた。前場の中盤で本日の安値を付けた後は、徐々に下げ幅を縮小し、小幅安で終了。一方、レッドチップ指数は幅広い構成銘柄が買われ、寄り付きから徐々に上げ幅を広げる展開。本日の高値付近で大引けとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、瑞声科技（02018.HK）が2.34％安となり、本日も下落率1位。国泰航空（00293.HK）はMSCI香港指数から除外されたことを嫌気し、下落率2位の1.85％安。また、昨日の上昇率1位だった中国石油化工（00386.HK）が反落し、本日は下落率3位の1.39％安だった。
一方、華潤電力控股（00836.HK）が上昇率2位の3.48％高。中央政府系の電力企業の再編に向けた期待を背景に、大手投資銀行が主力の電力株について投資判断を引き上げたことを好感した。また、銀河娯楽（00027.HK）が0.97％高。重役が日本の総合型リゾート（IR）に参入する意欲を示したことが材料視された。AIA（01299.HK）は配当の権利落ち日を狙った買いが入り、0.24％高。このほか、四半期決算を明日発表する予定のテンセント（00700.HK）は、前日終値を挟んで一進一退だったが、0.07％安で取引を終了した。（中国部・千原）
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