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【12月22日の香港市場】
2015.12.22 18:46
主要指数はまちまち。ハンセン指数は小幅に続伸し、前日比0.17%高の2万1830.02ポイントだったが、H株指数は0.15%安の9731.53ポイント、レッドチップ指数も0.43%安の3998.46ポイントで、小反落となった。メインボードの売買代金は昨日と同じく前日比で約2割減少。概算で482億5800万HKドルにとどまった。「港股通」(上海経由の香港株投資)は7億2100万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場はダウ平均が反発したものの、引き続き原油安が重しになった。クリスマス休暇直前で特段の重要イベントもなく、本日の東京市場も含めて海外マーケットは全般的に方向感が定まらない状況。こうした影響を受け、本日の香港市場は膠着感が鮮明で、主要指数は小動きに終始。ハンセン指数はもみ合いながらも終値をプラス圏に乗せたが、H株とレッドチップの両指数は反落。レッドチップ指数は節目の4000ポイントを割り込んだ。
香港系不動産株が堅調。米国の利上げを無事通過し、足元の住宅市場も概ね落ち着いていることから、押し目買いが入った。九龍倉集団(00004.HK)が1.30%高、恒基地産(00012.HK)が1.04%高、新世界発展(00017.HK)が1.04%高。本土系不動産株も総じて堅調だった。粤海置地(00124.HK)が2.59%高、保利置業(00119.HK)が1.99%高、恒大地産集団(03333.HK)が1.29%高など。中央経済工作会議の決定内容が伝わり、来年は住宅在庫の解消に向けて販売支援策が強まるとの見方が浮上した。このほか、ニューヨークの金相場が1週間ぶりの高値を付けたことから、金鉱株が上昇。霊宝黄金(03330.HK)は急伸し、18.51%高と買い進まれた。また、年末年始の需要増加を織り込み、ビール大手の華潤ビール(00291.HK)が4.86%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。
一方で原油相場の先安感は続き、崑崙能源(00135.HK)が0.93%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.77%安など、石油株の一角がさえない。原油安を受け、足元堅調だった本土系航空株に利益確定売りが入った。中国南方航空(01055.HK)が1.77%安、中国東方航空(00670.HK)が1.74%安。個別では環境保護関連の中国光大国際(00257.HK)が6.00%安。主力のごみ処理発電事業をめぐる不透明感から大手投資銀行がレーティングを「売り」に引き下げたことが影響した。同じ環境関連株の国電科技環保(01296.HK)は太陽光発電事業での巨額損失があらためて伝えられ、2.73%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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