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【12月18日の中国本土市場】
2015.12.18 17:18
主要指数はA株が下落したが、B株は上昇した。上海市場は上海総合指数が前日比0.02％安の3578.96ポイント、A株指数が0.03％安の3746.76ポイントと、3日ぶりに小反落。B株指数は8日続伸し、0.42％高の408.80ポイント。深セン市場はA株指数が5日ぶりに小反落し、0.28％安の2443.57ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.26％高の1305.90ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約4％減少し、概算で9589億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しに転じ、売越額は5400万元だった。
来年の経済政策の方向性などを話し合う中央経済工作会議が、本日から北京市で始まった。こうしたなか上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで小動き。前場の中盤で急に上げ幅を広げ、一時は3600ポイントを超えたが、ここで戻り売りに押され、再び前日終値を挟んで一進一退となった。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が下落したが、上昇銘柄に大型株が多く、上海総合指数の下げ幅はわずかだった。深セン市場の下落銘柄は全体の6割近くだった。方向感が定まらなかったが、売買代金は昨日に続いて9000億元を超えた。
上海A株市場では時価総額の大きな銀行株が総じて堅調。四大国有銀行では中国工商銀行'A'（601398.SS）が変わらずだったが、その他は中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.69％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.30％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.24％高だった。保険株も堅調。一方で証券株や石油株が軟調だった。約3カ月ぶりに売買を再開した中鉄二局（600528.SS）は、中国中鉄（00390.HK）との資産交換を材料にストップ高だった。
上海B株市場は全体の6割の銘柄が上昇した。純粋B株の上昇が目立ち、上海匯麗建材（900939.SS）が上昇率2位の6.29％高、上海陽晨投資（900935.SS）が同3位の5.96％高。原油安を好感し、海南航空（900945.SS）が2.66％高だった。深センB株市場は下落銘柄の方がわずかに多かったが、上昇銘柄の上げ幅がやや大きかったことから、深センB株指数は小幅高となった。原油安を受け、山東航空（200152.SZ）が上昇率2位の3.12％高だった。（中国部・千原）
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