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順昌集団、大規模な再編を計画
2015.10.28 15:18
順昌集団(00650.HK)は27日、大規模な再編計画を明らかにした。実質筆頭株主の莫天全・非執行董事が保有株の大半(現時点の発効済み株数の50.38%)と転換社債(CB)について、民営のエネルギー資源会社「北京泰坦通源天然気資源技術有限公司」(泰坦通源)に売却する。その後、泰坦通源を含む複数の投資家に対し、順昌集団は普通株・優先株とCBを割当発行する予定。これにより、諸費用を除いて約28億4000万HKドルを調達する見込み。また、新筆頭株主となる泰坦通源は未保有の順昌集団の株式に対し、マンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。
1株あたりの提示価格は0.6696HKドルで、泰坦通源の取得価格や順昌集団による増資での発行価格に等しく、2015年6月19日の終値5.90HKドルを88.65%下回る水準。泰坦通源は順昌集団の上場継続を約束している。
さらに、順昌集団は事業変更をともなう資産再編も計画。主力事業のホテル・レストラン部門を担当する子会社の全出資持分を莫董事に売却する。同子会社は債務超過に陥っており、売却で一定の利益を計上できる見込み。
一方で、順昌集団は総額5億5888万元を投じ、中国の石油資源開発会社の全出資持分を取得する予定。買収資金は増資で調達した資金などでまかなう。同企業は内モンゴル自治区の油田開発を展開する予定。同プロジェクトの総投資額は4億5000万HKドルで、2018年前後に日産3000バレルの原油生産を目指すとしている。
今回の情報開示のため、同社株は2015年6月22日に売買停止となったが、2015年10月28日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/10/27)
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