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【1月16日の香港市場】
2015.01.16 18:16
主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は前日比1.01％安の2万4103.52ポイント、H株指数が0.93％安の1万2076.74ポイントと反落。レッドチップ指数も4日ぶりに反落し、1.21％安の4496.82ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べわずかに増加し、概算で949億2200万HKドル。「港股通」（上海市場から香港市場への注文）の売買代金は前日に比べ増加し、ネットで約9億6900万元だった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が5日続落。引き続き原油相場の下落が相場の重荷となったほか、銀行株も大手の減益決算を嫌気して売りが目立った。スイスフランの対ユーロレートの上限撤廃で為替市場も動揺し、本日の香港市場を取り巻く外部環境は大きく悪化した。香港の主要指数は低く寄り付き、その後も軟調な値動きに終始した。上海市場は堅調だったものの、香港市場へのポジティブな影響は限定的だった。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日に続いて保険株が堅調。平安保険（02318.HK）が1.90％高となり、2日連続で上昇率1位。中国人寿保険（02628.HK）も続伸し、0.31％高だった。外部環境の悪化を背景にリスク回避から、ディフェンシブな電力株が堅調。華潤電力控股（00836.HK）が0.99％高、中電控股（00002.HK）が0.29％高だった。
一方、値下がり銘柄ではマカオのカジノ株が大きく下げ、銀河娯楽（00027.HK）が下落率1位の4.48％安、サンズチャイナ（01928.HK）が3.01％安。本土系不動産株も大幅安。中国海外発展（00688.HK）は傘下企業が広東省深セン市で手がけた住宅について、当局によって販売を中止させられているとの報道が流れ、2.77％安と反落。これに華潤置地（01109.HK）も連れ安し、3.94％安に沈んだ。
このほかではスイスフラン相場の変動を受け、主な時計関連の銘柄が下落。亨得利（03389.HK）が5.40％安、東方表行集団（00398.HK）が2.81％安だった。一方、習近平・国家主席が原子力工業の競争力強化を打ち出したことを受け、中国核工業二三（00611.HK）が14.51％高、上海電気（02727.HK）が4.38％高、東方電気（01072.HK）が1.71％高だった。（中国部・千原）
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