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【10月23日の香港市場】
2014.10.23 17:58
主要指数はまちまち。ハンセン指数は5日ぶりに反落し、前日比0.30%安の2万3333.18ポイント。H株指数はわずかに続伸し、0.11%高の1万438.86ポイント。レッドチップ指数は反落し、0.86%安の4399.67ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で505億6500万HKドルにとどまり、前日に比べ約18%減少。再び600億HKドルを割り込み、今月に入ってからの最低記録を更新した。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が4日ぶりに反落。上げ幅を積み重ねていたことから利益確定売りに押されたほか、カナダのオタワで起きた銃乱射事件が嫌気された。外部環境の悪化を受け、ハンセン指数は低く寄り付くと、軟調な値動きに終始した。レッドチップ指数も同様の展開。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)について、開始日については1カ月前に通告するようアジア証券業・金融市場協会(ASIFMA)が香港証券取引所に要請した。キャピタルゲイン課税などについてルールが定まっておらず、システム対応などに時間を要することが理由。この要請が受け入れられれば、「滬港通」のスタートも遅れが見込まれることから、本日の香港市場では通信株など本土投資家の物色対象となりそうな銘柄の下げが目立った。一方、本日発表の10月のHSBC中国製造業PMI(速報値)は、市場予想を上回る50.4となり、ここ3カ月で最高の水準。これを好感して本土系企業が買われ、H株指数は朝方から前日終値を挟んで一進一退となり、かろうじて前日比プラスで引けた。
ハンセン指数の構成銘柄では、通信株がそろって下落。決算発表を控えた中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が下落率1位の3.53%安だったほか、中国移動(00941.HK)も同2位の3.18%安と続落した。原油相場が大幅安となり、石油川上部門の中国海洋石油(00883.HK)が同3位の1.58%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.41%安と、いずれも反落。一方、川下分野の中国石油化工(00386.HK)は0.30%高と続伸した。銀河娯楽(00027.HK)は0.80%安。大型総合カジノリゾート「澳門銀河」(ギャラクシー・マカオ)の3~4期について竣工を延期することが報じられ、これが嫌気された。ライバルのサンズチャイナ(01928.HK)は0.22%高だった。
一方、値上がり銘柄では、本土系銀行株が目立った。交通銀行(03328.HK)は「滬港通」のクロスボーダー決済業務が承認されたことを手がかりに上昇率2位の1.43%高。このほか最大手の中国工商銀行(01398.HK)が0.60%高、決算発表を控えた中国建設銀行(00939.HK)が0.35%高、国際業務が強みの中国銀行(03988.HK)が0.27%高。香港系でも最大手のHSBC(00005.HK)が0.48%高、オフショア人民元業務を担う中銀香港(02388.HK)が0.19%高だった。このほかでは昨日の上昇率1位だったテンセント(00700.HK)が続伸し、本日は0.25%高だった。(中国部・千原)
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