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【9月18日の中国本土市場】
2014.09.18 17:56
主要指数はそろって続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.34％高の2315.92ポイント、A株指数が0.34％高の2424.43ポイント、B株指数が0.21％高の261.88ポイント。深セン市場はA株指数が0.63％高の1336.20ポイント、B株指数が0.38％高の970.98ポイント。両市場の売買代金は概算で3013億元にとどまり、前日に比べ約10％減少した。
上海総合指数は小安く寄り付き、朝方に2300ポイントを割る場面もあったが、その後は上げに転じて前場を終了。後場では戻り売りに押され、再び前日終値を割ったが、その後は騰勢が増し、小幅高で引けた。8月の経済統計が下振れしたことで景気先行きへの懸念が強まった反面、経済対策や金融緩和への期待感も膨らんでおり、やや方向感を欠いた状況。今月16日の大幅安から売買代金の減少が続いており、手控え感が広がっている。上昇銘柄の数は、上海市場で5割半ほど、深セン市場で6割にとどまった。セクター別では、高速道路、銀行、シェールガス、医薬、石炭などの銘柄が総じて堅調だった。一方、主要70都市の8月の新築住宅価格統計では、下落した都市が前月比で68都市、前年同月比でも19都市に上り、これを嫌気して不動産株などが軟調だった。
上海B株市場は7割の銘柄が上昇したが、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が0.53％安となり、上海B株指数の重荷となった。また、米国の金利先高観を背景に金相場が下落したことを受け、老鳳祥（900905.SS）が0.64％安。昨日の上昇率2位だった上海陽晨投資（900935.SS）は反落し、本日は0.60％安だった。上昇銘柄では上海大名城（900940.SS）が後場でストップ高まで急伸した後、上昇率1位の8.54％高で引けた。昨日の上昇率1位だった丹化化工（900921.SS）は1.27％高と続伸した。
深センB株市場は5割半の銘柄が上昇。酒造株がそろって買われ、安徽古井貢酒（200596.SZ）が上昇率1位の3.30％高、張裕葡萄酒（200869.SZ）が同2位の2.58％高。一方、昨日の上昇率1位だった深セン特区不動産（200029.SZ）は反落し、本日は下落率2位の1.81％安。昨日まで2日連続で下落率1位だった深セン中国自転車（200017.SZ）は続落し、同4位の1.71％安だった。（中国部・千原）
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