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【8月20日の中国本土市場】
2014.08.20 17:52
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.22%安の2240.21ポイント、A株指数が0.23%安の2345.14ポイントと、4日ぶりに小反落。B株指数は小幅に8日続伸し、0.35%高の253.85ポイントだった。深セン市場はA株指数が4日ぶりに反落し、0.08%安の1276.15ポイント。B株指数はわずかに反発し、0.16%高の947.28ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3185億元にとどまり、前日に比べ約11%減少した。
上海総合指数は前場にかけて軟調に推移。昨日まで3日続伸していたこともあり、朝方から石油や金融などの大型株を中心に利益確定売りに押された。だが、東北地方の振興策や国有企業改革などへの期待感もあり、徐々に下げ幅を縮小。前場の終盤や後場の中盤では、上げに転じる場面もあった。両市場いずれも下落銘柄の数が全体の5割近くに上り、上昇銘柄は4割程度にとどまった。東北地方、酒造などの銘柄が堅調。一方、複数の地方で卸電力価格が引き下げられるとの報道を手がかりに、さらなる燃料炭の下落が意識され、石炭株などが軟調だった。
上海B株市場は上昇銘柄と下落銘柄が同数だったものの、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が0.94%高と堅調だったことから、上海B株指数は小幅高となった。A株市場では石炭株が売られたが、B株市場に影響は及ばなかった。上昇率1位は華電能源(900937.SS)の5.02%。東北地方の振興策に国産設備の奨励や電力会社の海外進出支援が盛り込まれ、これが手がかりとなったもようだ。同じく東北地方の遼寧省錦州市の錦州港務(900952.SS)は1.21%高だった。昨日の下落率1位だった丹化化工(900921.SS)は反発し、本日は0.79%高。一方、昨日は堅調だった上海地場系銘柄の一角が反落した。
深センB株市場は6割近くの銘柄が上昇した。深セン国際企業(200056.SZ)が2日連続でストップ高。A株の第三者割当増資を通じ、現在60%出資しているショッピングセンター「皇庭国商購物広場」の経営会社を完全子会社とする計画が、引き続き追い風となった。酒造株がそろって堅調で、安徽古井貢酒(200596.SZ)が2.29%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が1.02%高。日本の自動車部品メーカー12社に対して独占禁止法違反の制裁金が科されるというニュースを受け、富奥汽車(200030.SZ)が上昇率3位の2.30%高、瓦房店ベアリング(200706.SZ)が1.30%高。一方、昨日の上昇率2位だった東旭光電科技(200413.SZ)は利益確定売りに押され、本日は下落率1位の3.46%安。また、昨日の下落率1位だった招商局地産控股(200024.SZ)は続落し、本日は同3位の1.38%安だった。(中国部・千原)
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