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中国緑能国際、資本再編・筆頭株主の交代などを計画
2014.07.28 11:21
中国緑能国際(01159.HK)は25日、資本再編と実質筆頭株主の交代の計画を明らかにした。まず、株式5株を1株(額面0.50HKドル)に併合。さらに併合後の株式の額面を0.10HKドルに引き下げることを通じて減資を実施する。そのうえで株式払込剰余金を全額取り崩し、合計で1億8513万7920HKドルを捻出。これを4億834万6000HKドルに上る累積損失(2013年末時点)の削減に充てると説明している。
その後、マカオ、フィリピンなどのカジノ業界で豊富な経験を持つ林英楽氏の支配企業などに対して、計3億2500万株の新株(増資後の株式総数の65.85%)と元本5565万HKドルの転換社債(CB)を割り当てる計画。このエクイティファイナンスを通じて約1億6440万HKドル(諸費用を除く)を調達する見込みで、新たに進出するマカオでのカジノ仲介業務などに充てるとしている。
取引の完了後、林氏は中国緑能国際の新筆頭株主となる。CBがすべて転換されれば、林氏の持ち株比率は69.57%まで拡大する見込み。上場規則に基づき、林氏サイドは未保有株に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになるが、中国緑能国際の上場を継続し、マカオでのカジノ仲介事業などを展開していくという。
なお、林氏への割当価格、CBの行使価格、公開買付の提示価格はいずれも1株あたり0.35HKドルを予定しており、2014年7月11日の終値6.15HKドル(株式併合後の理論値)を94.31%下回る水準。予定スケジュールによると、資本再編は2014年9月12日に発効し、9月26日~10月20日はパラレルトレードとなる。公開買付の日程は決まりしだい、あらためて開示するという。
今回の情報開示のため、同社株は2014年7月14日に売買停止となったが、2014年7月28日に取引を再開する予定。
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/07/25)
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