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【1月26日の香港市場】

2018.01.26 17:56

 主要指数はいずれも反発。ハンセン指数は前日比1.53%高の3万3154.12ポイント、H株指数は2.50%高の1万3723.96ポイント、レッドチップ指数は0.29%高の4891.51ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4%減少し、概算で1799億5000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が19億2300万元、深セン経由が15億5000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は好業績銘柄が買われ、ダウ平均が続伸。連日で過去最高値を更新した。本日の香港市場は昨日軟調だった本土系金融株に買いが先行し、ハンセン指数とH株指数は高く寄り付き、上げ幅を拡大。いずれも本日の高値付近で引けた。ハンセン指数は最高値を更新し、初めて終値を3万3000ポイント台に乗せた。レッドチップ指数は前場の中盤で下げに転じたものの、前場の終盤でプラスに切り返し、その後は堅調に推移した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、中国本土系の銀行株がいずれも大幅高。中国建設銀行(00939.HK)が上昇率1位の5.60%高、中国銀行(03988.HK)が同2位の4.57%高だったほか、中国工商銀行(01398.HK)が同4位の3.96%高、交通銀行(03328.HK)が同5位の3.87%高だった。当局がデレバレッジ(負債圧縮)を推進することにともない、金利水準は比較的長期にわたり高止まりすると、大手投資銀行のアナリストが予想。これが銀行の利ザヤ拡大につながるとして、目標株価を引き上げたことが材料視された。

 恒基地産(00012.HK)は上昇率3位の4.24%高。取得した香港の農地の地目変更料が新界北エリアでの過去最高を更新したことから、1000戸以上の住宅を建設することが予想され、これが材料視された。テンセント(00700.HK)は上昇率6位の2.88%高。ハリウッドの映画製作会社、深セン創業板の上場企業、京東の物流子会社に出資すると伝わり、これらが買い材料となった。

 一方、聯想集団(00992.HK)は下落率1位の1.27%安。赤字が長引くとの見方から、目標株価を引き下げられたことが嫌気された。昨日は堅調だった中国海洋石油(00883.HK)は反落し、下落率2位の1.24%安だった。(中国部・千原)
 
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