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【6月27日の香港市場】

2017.06.27 18:30

 主要指数はそろって下落。ハンセン指数は小反落し、前日比0.12%安の2万5839.99ポイント。H株指数は0.30%安の1万498.07ポイント、レッドチップ指数は0.54%安の4016.98ポイントと、いずれも4日ぶりに反落した。メインボードの売買代金は昨日に比べ約6%増加し、概算で725億2300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が7億7400万元、深セン経由が6億1500万元だった。

 ニューヨーク市場は金融株や公益株に支えられ、ダウ平均が5日ぶりに小反発。一方、ナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落した。本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付いたものの、本土系の銘柄が中心に売られ、H株指数とレッドチップ指数は前場の序盤で下げに転じた。ハンセン指数は大型株の一角に支えられ、前場は概ね小幅高で推移した。こうしたなか低位株が幅広く急落し、香港市場の地合いが悪化。ハンセン指数が後場で下げに沈み、H株指数やレッドチップ指数も一段安となった。メインボードの売買代金は3日ぶりに700億HKドルを上回った。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率2位だった吉利汽車(00175.HK)が続伸し、本日は同1位の4.12%高。7月18日から売買単位を現在の5000株から1000株に引き下げると発表し、最低売買単位が下がることで商いが活発になることが期待された。上昇率2位は瑞声科技(02018.HK)の1.58%高。自社株買いを好感したもようだ。

 昨日の上昇率1位だった中銀香港(02388.HK)は続伸し、本日は同3位の1.49%高。昨日に続き、利ザヤ拡大見通しを背景とした目標株価の引き上げが材料視された。また、米国でハイテク株が買われた影響で、テンセント(00700.HK)が上昇率4位の1.40%高となり、ハンセン指数の下落率縮小に寄与。HSBC(00005.HK)も米国で金融株が買われたことを受け、0.07%高としっかり。このほか昨日は軟調だった香港系公益株などが、本日は堅調だった。一方で幅広い銘柄が売られ、なかでも香港系不動産株、消費関連株、エネルギー株の下げが大きかった。

 そのほかでは、低位株が幅広く売られた。メインボードでは中国集成控股(01027.HK)が94.28%安、美捷匯控股(01389.HK)が80.99%安、上諭集団(01633.HK)が77.61%安、雋泰控股(00630.HK)が70.17%安、中国銭包支付(00802.HK)が64.54%安、首都創投(02324.HK)が60.75%安。GEMでは漢華専業服務(08193.HK)が93.40%安、聯旺集団(08217.HK)が89.37%安、匯隆控股(08021.HK)が80.72%安。GEM指数は9.64%安となった。

 急落をめぐって憶測が飛び交ったが、香港証券取引所で取締役を務めた経験のある株式評論家のデビッド・ウェブ氏が、先月15日に「買ってはならない香港株50銘柄」と題したリストを公表しており、これが原因という声も聞かれる。また、株価が1HKドル未満で出来高の少ない“ゾンビ銘柄”を香港証券取引所が排除する方針という観測も流れており、真相ははっきりしないもようだ。(中国部・千原)
 
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