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【3月22日の香港市場】

2019.03.22 18:18

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は3日ぶりに反発し、前日比0.14%高の2万9113.36ポイント。中国企業指数(旧H株指数)は3日続落し、0.23%安の1万1517.48ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ6%減少し、概算で1077億3900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が7億7900万元、深セン経由が1億4700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。米連邦準備制度理事会(FRB)が20日、年内の利上げ回数をゼロと予想したほか、9月末に保有資産の縮小を終了する方針を公表。金利低下を好感し、ハイテク株などが買われた。こうしたなか、香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。もっとも、軟調な本土市場に追随し、前場の中盤以降はマイナス圏を推移。ハンセン指数は後場の終盤で再びプラスに転じると、小幅高で取引を終了した。対中関税の解除に否定的な見方をトランプ大統領が前日に示したことに続き、米中貿易合意の可能性は高くないと米国政府の当局者が発言し、上値を重くした。メインボードの売買代金は3日連続で1000億HKドルを上回った。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約12%だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、吉利汽車(00175.HK)が上昇率1位の5.68%高。前日の前引け後に18.05%増益の18年12月本決算を発表したことを受け、粗利益率が予想を上回っていることを評価する大手投資銀行が目標株価を引き上げ、買いが集まった。瑞声科技(02018.HK)が上昇率2位の3.45%高。前引け後に予想を下回る28.71%減益の18年12月本決算を発表したものの、悪材料の出尽くし感から上昇に転じた。テンセント(00700.HK)が0.55%高。モバイルゲーム事業は18年10-12月期に底を打ったと指摘するアナリストが目標株価を引き上げたことが好感された。

 一方、中国石油天然気(00857.HK)が下落率2位の2.04%安。市場予想を下回る130.68%増益の18年12月本決算を発表したことから、売りが集まった。中国移動(00941.HK)が下落率4位の1.44%安。市場予想をわずかに上回る3.06%増益の18年12月本決算を発表したものの、大手投資銀行が目標株価を引き下げたことが嫌気された。同業の中国聯通香港(00762.HK)が連れ安し、下落率1位の2.10%安だった。(投資調査部・関)
 
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