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【11月15日の香港市場】

2018.11.15 17:45

 主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比1.74%高の2万6103.34ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.44%高の1万555.49ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約9%増加し、概算で863億7500万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が8800万元の買い越しに転じ、深セン経由が3億4300万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 米アップル社の株安などで前日の米国株市場は引き続き軟調だったものの、ニューヨークWTI原油先物は石油輸出国機構(OPEC)の減産観測などを支えに13営業日ぶりに上昇した。また、欧州連合(EU)離脱をめぐり英国政府とEUが暫定合意に達し、合意案が英国政府の閣議で承認されたと伝わり、欧州リスクが後退。外部環境が改善し、本日の香港株市場は買い戻す動きが広がった。ハンセン、中国企業の両指数は前場こそ上げ渋ったが、後場は順調に上げ幅を拡大。ハンセン指数は5営業日ぶりに2万6000ポイントを回復した。

 前日引け後に発表した7-9月期決算が市場予想を上回る好決算だったことを受け、大型IT株のテンセント(00700.HK)が反発。ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる5.80%高で引け、指数の上昇を牽引した。ほかのハイテク銘柄も概ね連れ高し、金山軟件(03888.HK)が5.60%高、美図公司(01357.HK)が5.23%高、金蝶国際(00268.HK)が3.16%高。中国の基礎インフラ投資の回復が統計面で裏付けられ、中国建築国際(03311.HK)が6.29%高、中国鉄建(01186.HK)が4.81%高、中国能源建設(03996.HK)が2.46%高など、建設セクターが堅調。

 このほか、原油相場の反発を材料に、中国海洋石油(00883.HK)が2.04%高、中国石油化工(00386.HK)が1.07%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.52%高と、三大石油株がそろって上昇した。上海証券取引所の新たな取引市場「科創板」が早ければ来年1-3月にもスタートするとの見通しから、中信証券(06030.HK)が5.07%高、広発証券(01776.HK)が3.52%高、海通証券(06837.HK)が1.95%高など、証券大手が買われた。

 一方で自動車減税の観測を中国政府が否定し、自動車セクターの一角が軟調。ブリリアンスチャイナ(01114.HK)が1.80%安、北京汽車(01958.HK)が1.13%安、長城汽車(02333.HK)が0.62%安、吉利汽車(00175.HK)が0.53%安だった。食品大手の中国旺旺(00151.HK)は決算発表後の上昇を経て、本日は2.26%安と戻り売りに押された。再エネ関連の銘柄もさえず、北控清潔能源集団(01250.HK)が0.92%安、新疆金風科技(02208.HK)が1.52%安、大唐新能源(01798.HK)が1.01%安に沈んだ。(中国部・畦田)
 
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