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【6月19日の香港市場】

2017.06.19 18:25

 主要指数はそろって続伸した。ハンセン指数は前営業日比1.16%高の2万5924.55ポイント、H株指数は1.30%高の1万520.80ポイント、レッドチップ指数は0.73%高の4015.98ポイント。メインボードの売買代金は先週末比で約18%減少し、概算で656億9600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が7億5400万元、深セン経由が4億7400万元だった。

 先週末の米国株市場ではダウ平均が小幅に上昇。また、一部産油国が協調減産に前向きな姿勢を示したことで、ニューヨークWTI原油先物が反発した。こうした外部環境の改善が織り込まれ、週明けの香港株市場では朝方から買い戻す動きが先行。また、香港交易所(00388.HK)が新たに「創新板」(ニューボード)を設立する計画を発表し、将来の投資マネー流入の期待感が広がった。創新板はさらに「主板」と「初板」に分けられ、アリババ・グループのような種類株発行企業の上場実現の可能性が高まるという。主要指数は朝方に上げ幅を広げると、その後は概ね高値圏で推移。ハンセン指数は2万6000ポイント回復を視野に入れ、H株指数は3日ぶりに1万500ポイント台を回復した。

 「創新板」設立の計画が伝わり、香港交易所(00388.HK)が2.73%高。また、香港地場系の証券株が買われ、第一上海(00227.HK)が5.60%高、海通国際(00665.HK)が4.96%高、国泰君安国際(01788.HK)が4.21%高、申万宏源香港(00218.HK)が4.01%高だった。また、中国のネット保険大手である衆安保険が早ければ今年7~8月に香港へIPO(新規公開)するとの観測が流れた。これを手がかりに、衆安保険に出資している平安保険(02318.HK)が3.98%高、テンセント(00700.HK)が2.27%高。

 さらに消費関連株が全般的に堅調だった。衛生用品大手の恒安国際(01044.HK)は投資銀行によるレーティング引き上げを追い風に、4.79%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。食品大手の康師傅(00322.HK)が1.64%高、中国旺旺(00151.HK)が1.52%高、蒙牛乳業(02319.HK)が0.91%高だった。このほか石炭価格の上昇を支えに、ヤン州煤業(01171.HK)が3.12%高、中煤能源(01898.HK)が2.98%高と、炭鉱大手がしっかり。

 一方で中国の航空大手がさえず、中国東方航空(00670.HK)が1.55%安、中国南方航空(01055.HK)が0.77%安、中国国際航空(00753.HK)が0.12%安に沈んだ。また、建材セクターの一角が先週の調整トレンドを引きずり、中国建材(03323.HK)が2.41%安、中国中材(01893.HK)が0.85%安、華潤セメント(01313.HK)が0.76%安だった。(中国部・畦田)

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