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【1月18日の香港市場】

2017.01.18 18:19

 主要指数はいずれも続伸した。ハンセン指数は前日比1.12%高の2万3098.26ポイント、H株指数は1.03%高の9802.86ポイント、レッドチップ指数は1.38%高の3773.78ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約35%も増加し、概算で684億7100万HKドルに上った。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が17億元、深セン経由が2億4200万元だった。

 トランプ次期大統領が米ドル高への警戒感を示したことで、世界的に米ドル安が進行。これにより、前日夜から本日にかけて人民元高・香港ドル高が進むと、香港株市場はこれを好感するかたちで主要指数は前場の中盤までに上げ幅を拡大。その後は高値圏で堅調に推移した。中国人民銀(中央銀行)が本日の公開市場操作で約1年ぶりの規模となる4100億元あまりの資金を市場に放出。これにより資金逼迫感が和らぎ、さらなる地合い改善につながった。また、中国政府が外資導入規制を一段と緩和する方針を明らかにしたほか、ダボス会議での習近平・国家主席のスピーチも好材料視された。一方で中国のGDP発表や米大統領の就任式などの重要イベントを控え、後場では高値警戒感が広がり、上値が重かった。

 香港行政長官による新年度の施政報告が重なり、香港地場系の銘柄に買いが入った。長江地産(01113.HK)が3.35%高、恒隆地産(00101.HK)が2.36%高、信和置業(00083.HK)が1.88%高など、不動産セクターを中心に堅調。中国政府が外資規制の大幅緩和を打ち出し、その中に金融が含まれたことから、香港地場の金融セクターも買われた。国泰君安国際(01788.HK)が6.46%高、耀才証券(01428.HK)が4.36%高、中銀香港(02388.HK)が3.05%高、恒生銀行(00011.HK)が2.14%高。

 また、ダボス会議での習近平主席のスピーチや外資規制の緩和などを背景に、外需関連株が上昇。特に海運セクターが動意付き、東方海外(00316.HK)が7.26%高、中遠海運控股(01919.HK)が6.90%高、太平洋航運(02343.HK)が3.84%高と買い進まれた。アップル関連のテーマ株も買われ、スマホ向け音響部品を生産する瑞声科技(02018.HK)が2.69%高で大引け。

 対照的に香港の航空大手である国泰航空(00293.HK)は欧州系投資銀行による売り推奨を受けて、1.99%安。ハンセン指数の中で数少ない下落銘柄になった。中国のスポーツ用品大手である李寧(02331.HK)は米ファンドによる保有株売却が伝わり、1.41%安。マカオのカジノ業者であるMGMチャイナ(02282.HK)はコタイ地区でのカジノ開業の延期が悪材料視され、2.37%安に沈んだ。(中国部・畦田)

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